芸人の狩野英孝が、12月30日放送の『千原ジュニアのヘベレケ忘年会SP』(東海テレビ)に出演した。狩野は2017年1月から6月まで芸能活動を謹慎したが、番組では謹慎期間中の思わぬエピソードを語っていた。
狩野は「謹慎ってどこにも出ちゃいけないイメージ。外なんか絶対行けない。でも、どうしても歯が痛くなって。1回だけ歯医者に行きました。これだけは許してください」と明かす。
本人によれば、ロキソニンなどを飲んで我慢しようとしたが、あまりの痛みに耐えきれない。周囲にバレないように、マスク、帽子、マフラーの重装備で歯医者へ向かったという。
準備して外出した狩野だが、ここで大きな問題が。
「『狩野英孝』って本名なんですよ。保険証とか出したくないんすよ。でもしょうがない、受付は40半ばくらいのお姉さんだったんですけど、『バレてしまうなあ』と思いながらも出して」
待合室で待つことになった狩野。このとき初めて、診察室に行く際に、名前で呼ばれることを思い出したのだという。
「うわ待て。これやばいバレる! 俺の名前が呼ばれる」
待っていた順番から、次に呼ばれると予測のついた狩野が身構えていると……。
「受付のお姉さんが『か~のさん。か~のさん』ってちょっと気を使ってくれて、僕の名前をアレンジしてくれたんですよ!」
さらに狩野が「俺か?」と一瞬戸惑ったところ、受付の女性は無言で頷いてくれたのだという。これには一同「ファインプレーだね」と女性の対応を絶賛していた。
女性絡みの謹慎は身から出た錆びとしか言いようがないが、彼のピンチを救ってくれたのもまた女性である。