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弱気発言が続いた小室哲哉「宇多田ヒカルが僕を終わらせた」

芸能・女子アナ 投稿日:2018.01.24 16:00FLASH編集部

弱気発言が続いた小室哲哉「宇多田ヒカルが僕を終わらせた」

 

 1月19日に引退を発表した小室哲哉。会見では、ミリオンヒットを連発した1990年代と比較して、プロデュース作品について「レベルが下がった、枯渇した。期待に応えられなかった」と明かしている。

 

 そんな弱気な発言の片鱗は、2017年4月1日に放送されたBS朝日『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』で小室が春風亭小朝と対談した際にも語られていた。

 

 小朝から「死にたいと思ったことはあります?」と直球の質問がされると、小室は「笑えないときには消えたい。嫌なことを言われない人になりたい。辞めちゃっても何も言われない、みたいな」と消えたい願望があることを告白。

 

 さらに今後の自分の役目について、「どうしても振り返らなきゃいけない。この何十年のJ-POPの音楽史を。自分が振り返る立場のことをやっちゃったんだな、と。先に進みたいという気持ちもあるけど、『あきらめ』という言葉でもいいかもしれない」と明確に「あきらめ」という表現を使っていた。

 

 小朝の「万策尽きたみたいな感じ?」との質問には、「世の中の気分をつかんでいるつもりだけど、(メディアは)『前の話どうだったの?』を聞いた方が面白い」と新たな曲を作るより全盛期のことを話すのが自分の役目だと感じているようだった。

 

 小室は2009年の5億円詐欺事件の判決後、2010年に復帰するが、以降、シングルでオリコン週間1位となったのは、AAAに提供した『逢いたい理由』、浜崎あゆみに書いた『crossroad』程度。

 

 2016年、小室哲哉作曲、つんく♂作詞の初タッグによるMay J.のシングル『Have Dreams!』がリリースされたが、週間28位と振るわなかった。年齢のせいか音楽番組でピアノを弾いてもミスタッチが目立ち、斜陽状態にあったのは間違いない。

 

 自身の凋落は本人も理解しており、2015年放送の音楽番組『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)では、宇多田ヒカルの『Automatic』について「すごい難しいグルーヴ感。ヒカルちゃんが僕を終わらせたって感じですね」とコメント。

 

 Mr.Children『Tomorrow never knows』には「これは負けてもいいやっていう感じ」と敗北感を口にしていた。

 

 親交のある人間には弱音も吐いており、1月21日放送の『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)では、小室とかねて親交があった社会学者の古市憲寿が、昨年11月に小室と会った際、「もしも一般人になったらもっと自由になれるのかな」と引退をほのめかすような発言があったと話していた。

 

 引退会見を受け、ネット上では、小室にエールを送る声も多い。まさにもう一度『Get Wild』(ワイルドになれ)と言っているかのようだ。

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