芸能・女子アナ
俳優、司会者、野球選手…芸能界「献上飲み会」参加女性が明かす“闇のシステム”「誘われたら、拒否権はありません」
「昔から、女子アナや女性社員を盛り上げ役として、芸能事務所やタレントとの飲み会に呼ぶことはありました。局内で問題になることはなく、僕も参加したことがあります。無自覚だったことを反省しています」(フジテレビ社員)
2024年12月、「NEWSポストセブン」と「文春オンライン」が報じた、中居正広の女性トラブル。フジテレビの編成幹部が設けた会食で、中居と女性の間でトラブルが生じ、中居は高額な解決金を女性に支払ったという内容だ。
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1月15日付の「文春オンライン」では、同局の女性アナウンサーも、同じ幹部によって中居に“献上”された被害を告白している。1月23日、中居は芸能界から引退することを発表した。
「中居さんの件は、さもありなんという印象です。私もテレビ局員に“献上”されそうになりました」と、本誌に告白する女性がいる。元グラビアアイドルで、現役女優のAさんだ。
「ドラマのロケ現場でテレビ局員から連絡先を渡され、無視するわけにはいかないので連絡すると、主演クラスの俳優さんがいるような飲み会に誘われるようになるんです。『顔を売っておけば、今後のキャスティングに有利だから』という誘い文句です」(Aさん)
飲み会の名目は“決起集会”。場所は、高級カラオケ店が多いという。
「一次会では、俳優さんを囲むように座ってワイワイと話すだけです。そして終わり間際に、局員からLINEに『〇〇さん(俳優名)が気に入ったようだから、この後もつき合える?』と確認のメッセージが届くのです。要は、ホテルに行ってセックスができるかという打診でした」(Aさん)
業界内で“献上”が常態化している気配も感じたという。
「打診するときに、『ほかに芸能活動の相談をしている人はいるの?』と確認してくるんですよ。要するに、別の局員とアテンドがバッティングしていないか気にしているんでしょうね。テレビ業界の一部には、大物に若い女性をあてがう“献上システム”があるのは間違いありません」(Aさん)
元グラドルのBさんは、かつてある大物司会者が参加する飲み会に誘われたことがある。
「タレントの友人に誘われました。あの方に気に入られたら売れるかも!と思い、ふたつ返事でOKしました」
だが、飲み会には参加条件があった。それは――。
「“もし、誘われたら絶対に断わらないこと”でした。すでに20人ほどの女性が参加することが決まっていたそうで、確率的には低いけど、『キミ、かわいいね』と言われたら『セックスの拒否権はないから』、と友人に明言されました。結局、悩んだ末に参加しませんでした。友人には、『チャンスなのに、もったいない』と言われました」(Bさん)
港区女子のCさんが、愛妻家で知られる格闘家と出会ったのは、有名ミュージシャンのパーティだ。
「こうしたパーティでは、女性は持ち帰り要員です。彼のような“招待客”には、そう話がついているのかなと。たまたま隣に座った人と、その夜、つき合うこともあれば、向こうから積極的に誘ってくるケースもあります。この格闘家さんは、はっきり誘わずにお酒を飲んでいました。こういう場に来るんだから下心はあったはずですが、相手にされていませんでした」
共演も多い2人のベテラン俳優の食事会にアテンドされた別の港区女子、Dさんが語る。
「毎回、焼き肉から二次会という流れです。最初は映画関係のスタッフもいますが、だんだん減ってきて、最後はなぜか男女の人数が合ってしまうんです。お2人とも還暦を越えていますが、先輩俳優のほうが私を気に入ったようで、赤ちゃんのような口調で話してきたんです。どんなプレイをするか想像してしまい、生理的に無理で、勝手に帰ってしまいました。後日、別の場所で再会しましたが、気にしていない様子でしたよ」
有名人の子息が多いのも“献上飲み会”の特徴だ。
「有名プロ野球選手の息子につけられたことがありました。彼はあてがわれ慣れていて、『ああ、今日は君なん?』と言った後は、一緒にホテルに行くまでずっと無視。みじめな気分になりましたね」(Dさん)
前出のCさんは、たくさんの芸人の飲み会に参加したが、「コロナ禍のときに結婚を発表した芸人さんは、悲惨でしたね」と悔しそうに顔をしかめる。
「いまは幸せそうですが、以前は後輩芸人から『誰か“兄さん”とヤレる女、紹介してくれ!』って、毎週のように電話が来ていました。世間的にはすごい人気でしたが、私は『セックスは無理』と伝えているのに、『それでもいいから』と参加した飲み会で、無理やりキスされました」
芸人界隈では、後輩が先輩に女をあてがう“上納”は「よくある」とCさん。それは、プロ野球選手も同様だ。レースクイーンのEさんが忘れられないのは、セ・パ両リーグで活躍した強打者だ。
「二次会のカラオケでは『全裸タイム』というのがあって、参加女性は全員、強制的に脱がされました。あの空間にいたら、断われない空気なんです。参加する男性も、元選手に絶対服従でした」
帰り際にひとり10万円ずつ渡されたが、Eさんは帰り道に涙が込み上げてきたという。
現役タレントのFさんが“真っ黒”と言うのが、あるイケメン若手俳優。
「テレビ局員の友人と遊びまくっていて、乱交まがいのことをしていたのは有名でした。しかし突然、しばらく海外へ行くことが発表されました。遊びが過ぎて、簡単に処理できない面倒ごとが起こったと聞いています」
有名女優を妻に持ち、夫婦でCM共演もする俳優は、芸人がSNSでよく紹介する店の常連。店で働くGさんが語る。
「その店は女性がついて、しっかり食事もできることで人気で、“お持ち帰り”もあります。ただ、彼は慎重で、アテンダーに女性を頼むタイプではなかったです。でも、がっつり口説かれはしました」
そう語るGさんは、サッカー界の超有名選手にあてがわれそうになったことがある。
「その方が、私の知人男性の友人だったんです。知人は恩を売ろうと思ったのか、気づけばその方と2人きりにされていました。警戒している様子で、手を出されることはありませんでしたが」
そんなレジェンドですら、“闇のシステム”そのものには疑念を持つことはなかったようだ。