大江麻理子アナ、テレ東退社報道後に国会登場で“政界進出説”浮上…同僚が明かす「フリー転身しません」の気骨

 

　2月26日、衆院予算委員会で令和7年総予算に関する集中審議（教育・社会保障等）が開かれた。野党の各議員が石破首相と弁論を繰り広げるなか、傍聴席には白の凛としたジャケットに身を包んだ“美人アナウンサー”の姿が――。

 

　テレビ東京の大江麻理子アナウンサーが同局を退社することが、複数のスポーツ紙で報じられた。各紙によると、退社は6月末を予定しており、退職理由としては「ゆっくりしたいから」だという。

 

　大江アナは2001年、テレビ東京に入社すると、バラエティ番組『出没！アド街ック天国』の2代目アシスタントや『モヤモヤさまぁ～ず2』の初代アシスタントを務め、上品なたたずまいと飾らないキャラクターで人気を博した。米ニューヨーク支局を経て、帰国後の2014年からは、経済情報番組『WBS（ワールドビジネスサテライト）』のメインキャスターを10年以上、務めてきた。

 

「大江さんは、2014年から2020年3月までは『WBS』の月～金曜のメインキャスターを担当してきました。2020年2月、大江さんは自身のXで、会社の働き方改革の一環で休みをもらったことを報告し、続けて《しかし月曜～金曜まで祝日も出演する生活に戻ると、代休が取れません》とつづっていました。その後、負担は軽減され、2024年4月以降は金曜日のみの担当となっていたものの、このままキャリアを重ねれば、『WBS』の大先輩である佐々木明子アナのように、テレ東を背負うことになっていたでしょう」（芸能記者）

 

【関連記事：テレ東・大江麻理子アナ退社へ「CM」「社外取締役」「政界」ラブコールはねのけなるか「資産180億円夫」と“ゆっくり生活”】

 

　順風満帆なキャリアを築いていた大江アナだが、現実問題として長期間のキャスター生活にはかなり苦労したという。『WBS』での同僚が語る。

 

「大江さんは、同番組の出演を減らしていく過程で、後輩アナたちにできるだけ仕事を任せ、その上で親身にアドバイスしていました。大江さんは、番組の会議のなかで、『WBSに携わって、11年疲れが溜まり、少し休もうかと決めました。WBSは関わってきた番組のなかで一番好きな番組です。なので、他の番組を担当したり、他局に移籍したり、フリーになったりしようとは考えていません。3月末まではWBSに席を置き、4月以降は有給休暇や片付けなどで過ごし、6月頃に退社する予定です』と話していました。

 

　同年代の大橋未歩アナなど人気アナが辞めていくなかで、残ってくれた大江さんに対しては、『功労者だから、ゆっくり休んでほしいよね』という声が局内で聞こえています。バラエティから報道までと幅広く担当したので、本人のなかではやり尽くした感もあるでしょうから、芸能活動はいったんやめて、少し休んで落ち着いたら、CM出演やイベントのMCなどを務めることもあるかもしれませんね」

 

　テレ東退職後は悠々自適な生活を望む彼女だが、退所報道後にはある噂が流れたという。

 

「2025年夏の参院選に出馬するのではないかとの憶測が流れたそうです。これまで選挙特番を仕切ってきた大江さんに一目置く政党幹部は多いんです」（政治部記者）

 

　そして、退所報道から数日後、冒頭のように大江アナは衆院予算委員会にあらわれた。噂は本当なのだろうか……。

 

「参院選に向けて、『本人が望むなら候補として考えてもいいね』という話があったが、前に進んでいるわけではありません。キャリアとしては申し分ないですね。現役世代の手取り増を最大の売りにしている立場から、参院選の全国比例で出てもらえたら嬉しいですが、本人は政治家になりたいとは思っていないのでしょうね」（国民民主党関係者）

 

　本誌がテレビ東京に大江アナの政界進出の可能性について質問したところ、「そのような事実はございません」とのことだった。

 

　夫がネット証券大手「マネックス証券」を運営するマネックスグループ会長・松本大（おおき）氏である大江アナ。退所後は悠々自適な生活が待っていることだろう。