
次期朝ドラ『ばけばけ』で主演を務める髙石あかり
2025年後期放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』が、3月25日、NHK大阪放送局でクランクインしたと同局が発表した。ヒロイン・松野トキのモデルは、明治時代の文豪・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻である小泉セツだ。
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「トキを演じるヒロイン・髙石あかりさんは4月2日に京都市内でクランクインしました。今後は、物語の舞台となる島根県松江市でもロケがおこなわれる予定です。
公式サイトには髙石さんを筆頭に、母親役の池脇千鶴さん、父親役の岡部たかしさん、祖父役の小日向文世さんが並んだ“家族ショット”が公開されています。髙石さんは、
《こんな朝ドラ見たことないと思わず笑ってしまうシーンも多く、和やかな空気感の中、撮影しています。愛と笑いにあふれる現場作りをしてくださった『ばけばけ』チームの皆さんには感謝しかありません》
と、撮影が順調に進んでいる様子を語っています。“朝ドラっぽくない”演出を、視聴者がどう感じるのかが見どころでしょう」(芸能記者)
本誌は、髙石が撮影入りする直前の姿をキャッチしている。
3月29日の昼ごろ、東京・赤坂を、周囲を見渡しながら歩いていた髙石。黒のブーツにロングスカート、そしてトップスには『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の文字が書かれた“クセつよ”な白Tシャツを着て、艶のある黒髪をなびかせていた。
「この日は『オールスター感謝祭』(TBS系)の生放送がおこなわれており、髙石さんは、自身が声優を務めた映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の宣伝を兼ねて出演していました。放送前に、TBS放送センターがある赤坂サカスを移動していたようです」(制作会社スタッフ)
2019年に女優として本格的に始動してから、飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せる髙石。オーディション&エンタメ情報サイト『デビュー』で発表された『2025年ネクストブレイクランキング』の女性俳優部門では、みごと1位を獲得した。
そんな彼女は現在、初の単独主演映画が公開中だ。
「映画『ゴーストキラー』です。朝ドラのヒロインにオーディションで選ばれる女優は、それまでの出演作の色がついていないタイプが多いのですが、髙石さんはアクション映画『ベイビーわるきゅーれ』をきっかけにブレークしました。今回の『ゴーストキラー』も、アクションエンターテインメント作品で、殺し屋役を演じます。
ブレーク真っただなかの2024年に制作されたこの映画は、髙石さんにとって分岐点になった作品ではないでしょうか。激しいアクションシーンで構成され、繰り出す動きも多く、覚えるだけでひと苦労。リハーサル中にあばら骨を折った演者もいました。
そんななかで、完全に動きが止まってしまった髙石さんは、休憩中に涙が収まらない事態になったとか。本人は舞台あいさつで、そのときのことを『限界だった』と振り返っています。さらに、記憶がなかったと、多忙ぶりも明かしています。こうした過酷な経験は、髙石さんを女優として成長させ、およそ1年間続く朝ドラの撮影でも生きることになると思います」(前出・芸能記者)
ハードなアクションを乗り越えたなら、朝ドラの撮影もこなせるはずだ。