芸能・女子アナ
【激変役作り】前田敦子 『人事の人見』現場で“フジ問題”にも触れるムードメーカーに!ママタレ路線でも成功で好調

2025年5月8日、都内でドラマ『人事の人見』のロケをする前田敦子(写真・伊藤 修)
手に缶を持ち何やら神妙そうな顔で俯く。その真剣な眼差しには、並々ならぬ女優魂を感じさせる──。
4月期に始まったドラマ『人事の人見』(フジテレビ系)に出演中の元AKB48前田敦子。主演をつとめるTravis Japan松田元太の人気もさることながら、前田の“役作り”に大きな反響が集まっている。
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「年明けから、SNSで前田さんが痩せたことを指摘する声があがり、話題になっていました。もともと面長の顔立ちですが、頬まわりがシャープになった印象です。今作は会社の人事部がテーマの作品で、出演者はフォーマルな衣装を着ています。体のラインが目立つスーツを着るとあって、食事に気を使っているのでしょう」(芸能記者)
SNSを通じて陰ながらの努力に賞賛が集まる前田だが、「現場での振る舞いが素晴らしく、ムードメーカー的な存在なんです」と語るのはドラマスタッフだ。
「今作はフジテレビということで、撮影場所もなかなか確保できず、ほとんど室内での撮影なんです。そんななかでも、前田さんが明るく振る舞っているので現場の雰囲気がすごくいいんですよね。つい先日は、4月入社のフジの新入社員が現場見学にきていた際に、ちょうど前田さんがいました。フジのスタッフが『こんな時期でも内定辞退せず入社してくれた人たちです!』と、自虐気味に彼らを紹介すると、前田さんも『本当ですね!』と笑いつつも『まだ若いんです。これからなので頑張ってくださいね!』と声を掛けていました。
ほかにも現場では鈴木保奈美さんや新納慎也さんが盛り上げてくれていて、特に、三谷幸喜さんの再来と言われている冨坂友さんのテンポの良いセリフは現場で絶賛されています。逆に松田さんは初主演ということもあり、この作品に賭けているんでしょうね。撮影と番宣の張り切りすぎで疲れが溜まったのか、発熱でダウンした日もありました。突発性の風邪ということで2日くらいで戻ってきてくれました。大事にならずよかったです」
2012年にアイドルを卒業して女優に転身。2020年に事務所を退所し、フリーになって以来、映画やドラマ、舞台などへの出演を続けている前田。アイドル時代から彼女を知るテレビ関係者は当時のヤンチャっぷりを明かしてくれた。
「AKB48時代は、自らを『ジャイアンみたいな性格』と語るほど好き嫌いが激しく、一部のスタッフとはほとんど話さないときもありました。
ただ、今は穏やかになり、誰に対してもにも分け隔てなく挨拶をします。物腰が柔らかいうえに、お高くとまることもなく、ほかの女優さんに比べても気さくで自然体な姿に好感を持つスタッフは多いですね。監督や演出家からは、前田さんが場面に映ると、画面が華やかになると評判で、『また次の作品も一緒に撮りたい』と声がかかると聞きますよ」
前田の心持ちが大きく変わった原因として、息子の存在が大きいという。
「2018年に俳優の勝地涼さんと結婚し、翌年に第一子を出産したものの、結婚生活は長くは続きませんでした。2021年に離婚したことで、親権を持ったひとり息子が何不自由なく好きなことができるようにするために覚悟を決めたのでしょうね。
現在では、ファッション誌『VERY』で連載を持っており、息子さんとの生活などを語っています。また、2024年2月には朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)の金曜日パーソナリティを務めるなど新しいことにも挑戦しています。現在の前田さんは、同性からの支持も厚く、今後はママタレとして活躍していくことも可能でしょうね」(同前)
守るべきものができた母親は強い。