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日テレ・豊田順子アナが退社へ 本誌に語っていた「日テレ愛」とトレードマーク「ショートヘアにした理由」

退社を発表した日本テレビ・豊田順子アナ(写真・久保貴弘)
日本テレビの豊田順子アナウンサーが、6月末で同社を退社することがわかった。
「豊田さんは2023年6月から2025年5月まで、アナウンサーなどを養成する『日テレ学院』の学院長を務めていたので、視聴者がテレビ画面で見る機会はほとんどありませんでした。6月からは再び日テレに戻っていたのですが、定年まで1年を残しての退社となります」(同局関係者)
安定したアナウンス力で、スポーツから報道まで幅広いジャンルで活躍した豊田アナ。本誌は2018年、豊田アナとテレビ朝日の大下容子アナによる対談をおこなった。そこでは、「日テレ愛」「新人アナに伝えたいこと」「初めてのレギュラー番組」などについて語ってくれていた。
「豊田さんは1990年、立教大学から日テレに入社しましたが、ほかにフジテレビとTBSを受けたそうです。フジは最終面接まで残り、TBSは1次試験で落ちたと語っていました。各試験場ではTBSに入社した渡辺真理さん、フジテレビに入社した大坪千夏さんや松井みどりさんらと会ったそうです。
日テレの入社日となる4月1日に『スポーツジョッキー中畑クンと徳光クン』の出演を命じられ、まだ日テレの局アナだった徳光和夫さんに鍛えられたそうです。ちなみに、最終面接まで残っていた豊田さんに『ぜひ、うちにいらっしゃい』と声をかけてくれたのも、徳光さんだったとのことです」(取材した記者)
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当時のアナウンス室を「ジャイアンツの実況中継があったので、ベテランの男性アナウンサーが多くて体育会系。昭和の先輩方にしごかれました。とても怖かったです」と苦笑しながら振り返っていた。
また、豊田アナのトレードマークといえば、ショートカットのヘアスタイル。これについては「トイレで手に水をつけて、チャチャッと整えればすぐに現場に出られるから、入社直後にショートにしました」と語っていた。
「健康維持とストレス解消のため、ボクシングエクササイズを習っているとも話していました。ほかにも、東京マラソンに出場して、完走したと聞いています」(同前)
後輩を育てる立場となり「『日テレ愛』が強いので、新人育成には心血を注いでいます」と熱く語った豊田アナ。
「“声の体力”をつけるため、新人には毎日、発声練習をしてもらいます。もちろん、私も一緒に声を出しています。アナウンサーは、1年や2年の経験では一人前になれません。だから、後輩にはよく『10年、がんばってね。それまで辞めないでね』と言っています」と言い、自身も「入社当時から、いつフリーになっても食べていけるよう、ちゃんと仕事をしようと心がけてきました」と明かしていた。
「キャリアを重ねたことで、感動的な経験をたくさんしました。10年、20年前に取材などでお世話になった方々に、もう一度会える喜びは代えがたいです」と、インタビュー終盤に微笑んだ豊田アナ。退社にあたり「これからは自分のペースで、いろいろなことに挑戦したい」話しているという。
退社してもきっと、感動を経験していくのだろう。