芸能・女子アナ
加藤清史郎「こども店長」が刑事役に…“脱子役” な渋スーツで疾走シーンも

『放送局占拠』の撮影に挑む加藤清史郎(写真・伊藤修)
「あれ、こども店長じゃない?」
6月上旬のある日、神奈川県某所でこんなツッコミが。通行人が指さすのは、なんとも渋いスーツに身を包んだ好青年。どう見ても “こども” ではなさそうだが……。実は、彼こそがかつて「こども店長」として名を馳せた元子役、加藤清史郎だ。
【関連記事:櫻井翔『放送局占拠』に “元人気子役” 出演決定…「憧れの人」との共演実現にファンも歓迎ムード】
「この日は、嵐の櫻井翔さんが主演を務める7月期連続ドラマ『放送局占拠』(日本テレビ系)の撮影でした。6月4日に追加キャストとして、加藤清史郎さんが出演することが発表されています。
『放送局占拠』は、櫻井さん演じる刑事の武蔵三郎と、覆面で顔を隠した謎の武装集団との戦いを描く『占拠』シリーズの3作めとなります。加藤さんが演じるのは、武蔵の妻・裕子の弟という役どころ。義理の兄に憧れて警察官になったという設定です。
ロケ現場では、スーツ姿で駆け出すシーンもありました」(芸能担当記者)
加藤は、生後2カ月で「劇団ひまわり」に所属し、1歳1カ月でデビューという異色の経歴を持つ。2009年放送のNHK大河ドラマ『天地人』で主人公・直江兼続の子供時代を演じ、注目を集めた。
また、同年4月からオンエアされたトヨタ自動車CMに「こども店長」として出演すると一躍有名となり、以降、数多くのドラマや映画、舞台に出演してきた。
ブレイク当初のイメージから「子役」の印象が強い加藤だが、現在すでに23歳。好青年となり、現場での評判も上々だ。
「芸歴が長いだけに、これまでドラマに映画に舞台にと数多くの作品に出演しており、演技力には定評があります。
実は、中学生になって声変わりしたことで出演依頼が減り、役者としてのキャリアを考え、高校3年間はイギリスに留学して語学と演劇を学んでいるんです。
帰国後はその経験が活かされ、ブロードウェイミュージカルにも出演。加えて、2024年7月期には報道番組『news zero』の水曜日パートナーを務めるなど、活躍の場も広がっています。
これまでは、爽やかな好青年を演じることが多かったのですが、今後は悩みを抱えるなど難しい役柄にも挑戦することになるでしょう。どんな演技を見せてくれるのか、楽しみにしている業界人は多いと聞きます」(同)
新ドラマでは、“脱子役” な大人な演技が期待できそうだ。