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山本恵里伽アナ 報道特集での発言話題…本誌に明かした「報道希望」、“大物”からのセクハラにも毅然

山本恵里伽アナ(本人Instagramより)
7月12日、ニュース報道ドキュメンタリー番組『報道特集』(TBS系)が放送された。番組MCを務める山本恵里伽アナの発言が注目を集めている。
「番組では、20日に投開票を控える、参議院議員選挙についての特集を放送しました。特集は『争点に急浮上“外国人政策”に不安の声』と題し、排外主義的な主張を掲げる一部政党が勢いを増していることを取り上げ、当事者の外国人たちの不安の声などをオンエアしたのです。ここで山本アナは、『これまではそこまで注目されていなかった強硬な主張が急に支持を得るとか、社会が決して受け入れてはこなかった排外的な差別的な言葉がSNSで拡散していく。そういった現実に正直凄く戸惑いを感じています』と所感を率直に吐露していました。さらに、自分の一票が身近な外国人などを脅かすものにつながる可能性を踏まえ、『これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています』と特集を締めくくりました」(芸能記者)
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山本アナの発言に対し、SNSでは賛否が巻き起こった。さらに、外国人政策を強く押し出している参政党は声明を発表し、TBSへの抗議をおこなった。これには「報道への圧力」との指摘が識者らによってなされている。
強い言葉を自ら語り、今回の選挙戦への疑問を語った山本アナ。かねてから強い報道志望を口にしていた。「採用試験の段階から、ずっと報道志望でした」という彼女だが、アナウンサーが意見を語ることについて、本誌が2023年に山本アナを取材した際、こんな風に語っていた。
「フィールドキャスターの時期は、つねに緊張感と隣り合わせでした。なかでも、コロナ病棟に防護服を着て入ったことは得難い経験です。いまはアナウンサーも少しずつ自分の意見を求められるようになってきていて、23(注:当時担当していた『news23』)でも、自分の意見を発する機会があるんです。だから、ひとつひとつのニュースに対して、自分はどう考えるのか、見ている人はどう思うのか。それは意識していますね」
こうした姿勢が、今回の毅然とした発言につながったのだろう。ファンからは“エリカ様”とも呼ばれる彼女だが、あるタレントにも毅然とした態度を見せて話題になったばかりだった。
「山本アナが出演するラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)で、ゲストとして出演した田原俊彦さんから“お触り”されたことが問題となりましたが、その時にも『やめてください』『これだめですよ』と強く抗議。後日、田原さんは謝罪してましたが、この山本アナの対応には、ネット上で賛辞が送られていました」(前出・芸能記者)
山本アナの問題提起が、外国人政策の議論を正しい方向に活性化させることを祈りたい。