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TBS山本恵里伽アナ『報道特集』の「外国人政策」発言で議論噴出…本誌に語っていた「報道」への思い、過去には「夫婦別姓」へ私見も

TBS・山本恵里伽アナウンサー(TBSアナウンサー公式Instagramより)
7月12日、TBSの報道番組『報道特集』で、外国人政策についての特集が放送された。番組内での、同局の山本恵里伽アナウンサーの発言が議論を呼んでいるが、別の問題に関する彼女の姿勢も注目を集めている。
発端となったのは、20日に投開票される参院選を前にした企画「争点に急浮上“外国人政策”に不安の声」だ。メインキャスターの山本アナは、外国人政策が各党の争点に浮上するなか、SNSで差別的な言葉が拡散される状況を指摘したうえで、自らの意見を口にした。
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「山本アナは『外国籍の人とまったくかかわらずに生活する人は、ほとんどいないと思うんです』と前置きし、『自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な人たちの暮らしを脅かすものになるかもしれない。これまで以上に、想像力を持って投票しなければいけないなと感じています』と、話したのです。これが、外国人のために投票するともとれる発言だったためか、SNSで炎上する事態になってしまいました」(芸能記者)
山本アナは2024年4月から『報道特集』のキャスターを務めているが、今回の騒動で、彼女の過去の発言が掘り起こされることになった。
「2025年6月14日、導入をめぐって議論されている選択的夫婦別姓について取りあげられたときのことです。海外で暮らす日本人女性が、旧姓表記で業務に支障が生じた事例が紹介された後、山本アナは『私自身、姓を変えずに結婚したいですし、生来の名前で生涯を終えたいと思っています』と、夫婦別姓に対する本音を明かしました。
さらに、『これって、そんなにわがままなことなんでしょうか? 男性、女性ともに、平等に与えられるべき権利だと、私は感じます』と、踏み込んだ発言をしたのです。この発言が現在、SNSで拡散されているのです」(同前)
選択的夫婦別姓に関する私見を述べる山本アナの姿勢に関して、Xでは
《これを聞いて自分の考えと比較して意見を固めればイイ》
《だいたいの全国のアナウンサーさん等が自身の事や気持ちを口にしてると思うのだけど、なぜこんな小さい事でとやかく言ってんのかわからない》
《キャスターという立ち位置だったら、自分の意見を伝えることも大事だと思います》
など、支持する声が見受けられる。しかし、一方で、
《私見を述べるならタイミングや場が違ってましたね》
《報道特集はアナのお気持ち表明番組?》
《TBS山本恵里伽アナは、テレビが公共の電波でアナウンサーは公正中立の立場で報じるってことを理解してないんじゃないかな》
といった疑問を呈する声もあがり、論争が勃発しているのだ。
2023年、本誌「FLASH」が山本アナを取材した際、「採用試験の段階から、ずっと報道志望でした」と語るなど、山本アナは報道番組に強い思いを持って臨んでいた。
また「いまは、アナウンサーも少しずつ自分の意見を求められるようになってきていて、23(『news23』)でも、自分の意見を発する機会があるんです。だから、ひとつひとつのニュースに対して、自分はどう考えるのか、見ている人はどう思うのか。それは意識していますね」と、ときに番組で自分の見解を求められることを明かしていた。
今回の山本アナの問題提起によって、正しい方向に議論が活発化することが大切だ。