芸能・女子アナ
映画評論家・秋本鉄次の「長澤まさみ」ちょいゲス鑑賞法
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.16 16:00 最終更新日:2018.05.16 16:00
2017年、30歳を迎えた長澤まさみ。“映画、ドラマは女優で観る!”と言ってはばからない映画評論家・秋本鉄次氏(65)が、凝視すべきポイントを特別寄稿してくれた。
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“アラサーこそ黄金年齢”と断言したい私は、「ようこそ、三十路へ」と横断幕を飾りたい。
まだ独身だが、すでに人妻が似合う。昨年の『追憶』、『散歩する侵略者』がそうだし、今年初頭の『噓を愛する女』の役も内縁の妻みたいなもの。その “ふれなば落ちん” 的エロスがたまらない。
とはいえ、彼女は脱いだ経験は皆無である。噂の “F乳” も『モテキ』での垣間見えが精いっぱい。私も一時は完脱ぎを熱望したものだが、最近では “着エロ” でもイイッ! と心静かに達観している。
彼女が醸す大柄感、大物感、大らかさは余人をもって代え難い。さらに言えば『散歩する侵略者』での怒った顔や、『モテキ』、『海街diary』などでの酔いどれ姿も魅力的なこと。笑うとデヘヘヘな顔になる無防備さもオヤジ心をざわつかせる。
この資質は何なのか。私が勝手に “日本のラテン” と信じている温暖な静岡県出身のせいと睨む。ほかに岡本夏生、秋吉久美子、鈴木砂羽、最近では広瀬アリス&すず姉妹と枚挙にいとまがない。おおむね、天衣無縫タイプの美女と無理くり括ってみた。
4月からのテレビドラマ『コンフィデンスマンJP』では彼女は詐欺師に扮している。う〜、騙されたい。もう画面に釘づけ必至。ハニートラップ・シーン? との情報が肩透かしでも、けっして恨まない。
もはや長澤まさみの一挙手一投足を眺めているだけで幸せ、という境地に達した私である。
ーー色気たっぷりの30代に、写写丸も騙されつづけたい!
(週刊FLASH 2018年4月17日号)