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西城秀樹さん「2度の脳梗塞」から復帰した激痛リハビリ芸能・女子アナ 2018.05.24

西城秀樹さん「2度の脳梗塞」から復帰した激痛リハビリ

 

 妻の腕に支えられながら、一歩ずつ、家族との思い出の地を踏みしめた。西城秀樹さん(享年63)は毎年のように、18歳年下の妻と3人の子供たちと過ごすハワイでのひとときを大切にしていた。

 

 だが、それももうかなわない。5月16日午後11時53分、最愛の家族に見守られ、永遠のヤングマンが逝った。

 

 本誌がホノルル空港で秀樹さんを目にしたのは、2016年の夏のことだった。二度の脳梗塞に見舞われた秀樹さんは、空港に到着し、チェックインを進めるあいだ自分の脚で懸命に歩いていたのだ。広いロビーでは、車椅子を長女に押してもらっていた。

 

「最初、うちに来たときは、めまいのせいで5秒も立てなかった」

 

 脊髄損傷や脳梗塞などのリハビリトレーニングを専門とする「ジェイアール ワークアウト」の院長・大明龍八さんのもとを秀樹さんが訪ねたのは、いまからちょうど3年前の春のこと。

 

「『たぶん、1カ月続かないと思いますよ』ってマネージャーさんが言っていましたけど、はじめのうちは週6回来られて。やめるといわれていた1カ月で立てるようになりました。

 

 2カ月でしびれが少し治まって、6カ月でめまいがなくなった。リハビリは痛いなんてものじゃないですよ。あの西城さんが叫びというより、悲鳴を上げますからね。それもすべて、絶対に『傷だらけのローラ』を歌うためでした」

 

 もう一度、激しい振付の『傷だらけのローラ』を歌うことを目標に、最近も週4回は通っていた。

 

 秀樹さんが最後に同院を訪れたのは、4月25日だった。

 

「その日は午後2時から5時まで予約が入っていて、ストレッチを中心にやりました。いつものように『痛い』『嫌だ』と叫びながらね。翌26日から30日まで予約が入っていましたが、来られなかった」

 

 その夜、秀樹さんは倒れた。3週間、懸命に闘い続けたが、その目が再び開かれることはなかった。

 

「1カ月で辞めるといわれていた西城さんが3年間、しかも週4回もリハビリをやってこられたのは、家族のため。『もう一度、歌うんだ、家族を守るんだ』と。まだお子さんは高校生(長女)と中学生(長男・次男)ですから。トレーニングの最中、独り言のようにぽつりぽつりと『やるんだ』『やらなきゃいけない』と言っていました」

 

 秀樹さんのご冥福を祈りたい。

 

(週刊FLASH 2018年6月5日号)

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