芸能・女子アナ
豊田順子アナ&大下容子アナ「アナウンス部は怖かった〜」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2018.06.11 16:00 最終更新日:2018.06.11 16:00
長年報道の第一線にいながら、ブルゾンちえみのパロディを披露するなど、近年活躍の幅を広げる豊田順子アナ(日本テレビ)。そして、『ワイド! スクランブル』に約20年にわたり出演、テレビ朝日の顔ともいえる大下容子アナ。
2人は、十数年前に取材先の西武ドームで挨拶を交わしたことはあるが、ゆっくり話をするのは初めてだという。
大下「うわ〜、お会いしたかったです」
豊田「私も〜。嬉しい〜!」
大下「豊田さんは入社から28年たっても、いつまでもお美しい。私にとって、日テレさんのスポーツといえば豊田さんです」
豊田「何をおっしゃいます。でも若い人は私がスポーツ番組を担当していたことを知らないの(笑)。当時はジャイアンツ戦の放送が多くて、アナウンス部は今よりも体育会系。怖かったですよ」
大下「私もアナウンス部は怖かったです。出かけるときは、行き先を滑舌よく、大きな声で言わなければならなくて。『トイレに行ってまいります』と言ったら、上司に『それは言わんでもいい』と怒られました。今ですか? フェードアウトするように退室しています(笑)」
豊田「私が番組デビューしたのは入社日の4月1日。『スポーツ・ジョッキー中畑クンと徳光クン』でフリーになられたばかりの徳光和夫さんとでした」
大下「そうなんですか! 日テレさんはじっくり研修をしてからデビューというイメージがありました」
豊田「今は、初鳴き(デビュー)までは1カ月間、1日に2時間×3コマの研修がありますよ」
大下「今の若手はみんな優秀ですよね。怒ったこともほぼないです。私が新人のころ、番組で超高級ワインを紹介するコーナーがあったんです。小さいころから両親に『出されたものは残すな』と教えられていたので、一口だけでは失礼だと一気に飲んだら、緊張もあって真っ赤になって(苦笑)」
豊田「大下さんは『癒やし系』で羨ましい(笑)。私はスポーツ番組で鍛えられたせいかせっかちで、もっと柔らかい雰囲気が欲しいの(笑)。
入社してすぐショートカットにしたのも、トイレで手に水をつけてチャチャッと整えれば現場に出られるから。でもメイクはどんなに早朝でもします。突発の中継にも対応できるように」
大下「すごい。私は素顔で出社です。警備員さんは見て見ぬふりをしてくださいます(笑)。今は夜10時前に寝て朝4時半に起きる生活。ほぼ毎朝ジムに通っています。以前は30分走ってシャワーを浴びて『よし!』って仕事に臨んでいたのですが、最近は体幹を少し鍛える程度で。体のいろいろな境界線がはっきりしなくなっています(笑)」
豊田「これからもっときますよ〜(笑)。でも、キャリアを重ねたことで、感動的な経験をたくさんしました。 10年、20年前に取材などでお世話になった方々に、もう一度会える喜びは代えがたいです」
大下「わかります。私の場合、いろいろな悩みや痛みの経験が増えたので、高齢化社会などのニュースを若いころより身近にとらえられるようになりました」
豊田「アナウンサーの仕事は、経験を積むと視野が広がりますからね。私はスポーツから報道担当に変わるタイミングがそう。そのとき、“勢い” で結婚までしてしまいましたから(笑)。
『実際に生活をしてみないとわからない』と、未入籍のまま一緒に住み始めたんです。部長には『結婚すると思ってください』と。夫がテレ朝の『やじうまサタデー』のスタッフだったので、番組で取り上げていただきました(笑)」
大下「ありがとうございました(笑)」
豊田「入社当時から、いつフリーになっても食べていけるよう、ちゃんと仕事をしようと心がけてきました。でも、今は毎年、新人育成に心血を注いでいます。日テレ愛、すごくあります(笑)」
大下「私もやっぱりこの仕事が好きです。それとテレ朝にいるから仕事ができているんだなって(笑)。必死にやっていたら続いていたという感じです。それでも、落ち込んだときは実家に電話して母としゃべります。
広島カープのテレビ中継中は、『あっ(鈴木)誠也、打った!』とか『野村(祐輔)、抑えた! よーし』なんて言っていて、話半分なんですけど(笑)」
とよだじゅんこ
51歳 1966年生まれ 埼玉県出身 立教大学在学中に「ミス立教」に。1990年、日本テレビ入社。
「雑誌社に勤めたかったのですが、最初に試験があったのがテレビ局。日テレとフジで最終選考まで残り、結局熱心に誘ってくれた日テレに決めました」
おおしたようこ
47歳 1970年生まれ 広島県出身 慶應義塾大学卒。1993年、テレビ朝日入社。
「応募書類にカッコつけて『英語が得意』と書いたら、面接官から英語で質問が。『大したことないですね』と言われ、『たしかに大したことないですね、アハハ』と。その素直さで合格したのかも(笑)」
(週刊FLASH 2018年5月8・15日合併号)