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『スマスマ』収録でキムタクも愛用「今昔庵」が閉店のなぜ?
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.02.15 06:00 最終更新日:2019.02.15 06:00
2月8日午前10時半、東京・世田谷区の撮影スタジオ、東京メディアシティ(TMC)内のカフェ「今昔庵」のマスター・福田起弘氏(56)と彼を愛した人々の思い出は、次々にトラックへと運ばれていった。27年の歴史が、幕を閉じた瞬間だ。
「7時半に起きて、10時前には開店準備を始める。11時の開店から23時まで休憩はないよ。仕込みを終えて店を出るのは、午前2時くらいかな」
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26年間の生活をこう語った福田氏。オープンの翌年の1993年からマスターを務める彼にとって、スタジオで働くタレントやスタッフを支えることは「宿命」だという。
福田氏は、「ざっくばらんな接客」を心がけ、有名人も分け隔てなく、同じ態度で接することが信条。かの木村拓哉(46)も、マスターと絆で結ばれた1人だ。
「1996年から約10年間、週2日『スマスマ』を収録していたSMAPとは『一心同体』と思っている。特に拓哉は、接する機会が多くて、ひと回り下のやんちゃな弟という感覚。何かにすがりたいときに来るのかもしれない。
SMAP解散後に初めて会ったときは、少し緊張したよ。日常会話を交わしただけだけど、拓哉はぽつりと『しょうがねぇよなー。なるようにしかならねぇんだから』と。2018年の初め、ドラマの収録後に顔を出してくれたのが最後かな」(福田氏、以下同)
惜しまれつつ最後の日を迎えた「今昔庵」。突然の閉店は1月31日に公表された。
〈強制執行の申し立てにより、閉店の運びとなりました〉
2月3日には、詳しい経緯をまとめた「第2の声明文」が公表されている。福田マスターが店を切り盛りする裏では、「今昔庵」のオーナー側とTMC側との間で、物件明け渡しと未払いの賃料をめぐり、3年半にわたる「法廷闘争」がおこなわれていたのだ。
その詳細は、次のページで解説する。