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炎上した「佐藤浩市」知られざる父・三國連太郎の戦争体験 芸能・女子アナ 2019.05.16

 

 

 俳優の佐藤浩市が「安倍首相を揶揄した」として、ネット上で大バッシングを受けている。槍玉にあがったのは、『ビッグコミック』(小学館)に掲載された、映画『空母いぶき』に関するインタビューだ。

 

 佐藤は映画で総理役を演じているのだが、インタビューでこんな話をしている。

 

「最初は(総理役を)絶対にやりたくないと思いました(笑)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代には残ってるんですね」

 

 

「やりたくなかった」とした上で、自らが演じる総理について「彼(総理)はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです。だからトイレのシーンでは個室から出てきます」と語る。

 

 安倍総理が、難病の「潰瘍性大腸炎」を患っているのは有名な話。そのため、佐藤の発言は安倍総理の病気を揶揄しているのではないかと大炎上につながったのだ。

 

 特に、作家の百田尚樹氏がツイッター上で《三流役者が、えらそうに!! 何がぼくらの世代では、だ。 人殺しの役も、変態の役も、見事に演じるのが役者だろうが!》と激怒、《今後、私の小説が映画化されることがあれば、佐藤浩市だけはNGを出させてもらう》と宣言したことで、騒動は一挙に広まった。

 

 堀江貴文氏も、やはりツイッターで《佐藤浩市がひどいに決まってんだろ。。》と書く一方、役者陣からは佐藤をかばう声も噴出する。

 

 ラサール石井は、百田氏のツイートを受け、《佐藤浩市氏のどこが三流なのか。役者の何を知ってるのか。自分の意に沿わないと三流なの?今後映画化されるほどの小説がまだ書けると確信してるんだ。謙虚さのかけらもない。何様?》と批判。

 

 さらに俳優の黒沢年雄は、ブログで《世の中いろんな人がいるからこそ、面白いし、楽しい。思想もそう…。今回の佐藤君の安倍総理に対すると思われる揶揄とも取られる発言は、まだ彼が若い部分があるという事で許してやって下さい》と寛容さを見せていた。

 

 この騒動の論点は、佐藤が

 

(1)体制側の役でイヤイヤ出演したのか
(2)安倍首相の病気を揶揄したのか

 

 の2つだが、この件について佐藤は何もコメントしていない。そのため、前述のインタビューから推測するしかないのだが、(1)については、

 

《でも、監督やプロデューサーと「僕がやるんだったらこの垂水総理をどういうふうにアレンジできるか」という話し合いをしながら引き受けました》

 

 と語っていることから、イヤイヤ出たわけではないと思われる。そもそも、佐藤は、映画『亡国のイージス』で防衛庁の官僚役を演じており、体制側の役だから駄目だとは思っていないだろう。

 

(2)についても、

 

《どんな人でも総理になると決まった瞬間に人が変わるっていうんです。それぐらい背負っていくものに対する責任を感じる、人間というのはそういうものなんですね》

 

 と語っており、おそらくは意図的に揶揄したのではないと思われる。

 

 この騒動について、比較的フェアな見解を示したのは、爆笑問題の太田光だ。佐藤の亡き父である俳優の三國連太郎について触れ、

 

「三國さんっていうのは戦争に行ってひどい目にあって、いろいろな思いがあって、それこそ体制というものに対して自分の意思を貫いた人だからね。親子の関係っていうのはいろいろな形があるけれども、それを見て感じてきてることもあるだろうし」と、ラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』で推し量ったのだ。

 

 三國連太郎の「ひどい戦争体験」とはなにか。これについては本人が毎日新聞のインタビューで語っている。

 

《徴兵検査を受けさせられ、甲種合格になってしまった。入隊通知がきて「どうしよう」と悩みました。(中略)「外地にいけばなんとかなる」と思って、九州の港に向かったのです。ところが途中で、実家に出した手紙があだとなって捕まってしまったのです》(1999年8月13日)

 

 徴兵を避けるため逃亡を図ったのだが、母親に通報され、そのまま入隊することになった。なぜ母が通報したのかというと、《徴兵忌避をした家は、ひどく白い目で見られる。村八分にされる。おそらく、逃げている当事者よりつらいはず。たとえいやでも、我が子を送り出さざるを得なかった》と明かしている。

 

 こうして、三國連太郎は入隊し、何度も殴られた。このときの思いが、反体制という強い行動につながったのだろう。だとすれば、父の話を聞いた佐藤が「体制側」に複雑な思いを持つのも理解できる。

 

 こうしたエピソードがキチンと伝わっていれば、今回の騒動もここまで大きくはならなかったかもしれない。

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