芸能・女子アナ
『のの湯』主演の撮影裏話「奈緒」私の親友を紹介します(笑)
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.19 16:00 最終更新日:2019.05.22 20:19
「野乃の一番好きなところは、まっすぐなところですかね。たとえば、すぐ『ごめん』って言えるところが、すごく好きなんです。それは、野乃がいままで成長してきたなかで、自分へのちょっとしたコンプレックスが生み出してるものなのかもしれません。
そうだとしても、『ごめんね』って人にすぐ謝れるところとか、しっかり目を見て『ありがとう』って恥ずかしげもなく伝えられるっていうところ、伝えたいところを全部相手に伝えられるところが、すごく好きなんです」
素直さが魅力の野乃だが、車夫という男社会で過ごしてきたことで、劇中ではよく「同性との付き合いが苦手」という雰囲気が垣間見える。
「私自身は、どちらかというと女の子と一緒にいるほうが楽しいんですが、野乃は丸ちゃん・ユウさん演じる2人と共同生活を始めるまでは、どちらかというと男性ノリでした。
でも、実際は野乃も、女の子と一緒にいるほうが好きなんだと思うんですよ。ただ、自分がふつうの女の子の感覚を持っていないことも自覚している。
女の子同士の空気感が好きで、やっとできた女友達というものをものすごく大切にしている。男の同僚といるほうが『楽』だっただけで、『女の子といるときが、すごく大好きで楽しい』と、素直に思えるようになれたんです」
野乃の人柄が発揮されている、ドラマのみどころのひとつに、入浴シーンで口からこぼれる、「銭湯名言」がある。
「『お風呂って口もふやけちゃう』っていうセリフがあったんですけど、それはすごい好きですね。それから、『男の子って一緒にお風呂入れないじゃん、一緒にお風呂も入れない人はイヤ』というセリフも印象的でした。
私もそうですが、ふつうの人だったらもっとほかのところでいろいろコミュニケーションとれるから『え、イヤじゃないよ?』と思うんですけど、『恋愛』っていう概念がまだ野乃には備わっていないんです。
野乃には、ひとりでお風呂に金魚のおもちゃと入っていた寂しい過去があるので、人と一緒にお風呂に入れる『銭湯』っていう存在がものすごく大きいと思うんですよ」
ようやく本音を言える仲間に出会った野乃。都丸演じる「くーちゃん」と、高橋演じる「アリッサちゃん」との女子トークも、『のの湯』の大きなみどころだ。
「くーちゃんとアリッサちゃんは幼なじみで。そこに野乃が入っていくんですけど、『くーちゃんとアリッサちゃんはなんで仲良くなったの?』と、野乃がアリッサちゃんに聞くシーンが、すごく好きでした。
私自身もそうなんですけど、自分が『好きだな』と思った子が、仲良しの子の話をしてるときって、『すごく可愛いな』って思うんです。それを聞けて、初めて野乃が『なんかいいな、女の子の友達のそういうの。この子たちの友達になりたい』って心から思えた瞬間だなって。
『こういう友達が欲しかった』と野乃が自覚したことで、同居する2人の関係のなかに野乃も入って行けたと思えたシーンだったので、キュンとしました」
ときに笑えて、ときに心が温まるような「お風呂場トーク」は、毎回銭湯を変えて繰り広げられていく。一方、女性が3人集まれば、カメラが止まっても女子トークは止まらないわけで……。
「『バナナを吊るしておく「バナナツリー」を持ってる男の人は、ちょっと苦手』っていう話は、かなり盛り上がりましたね。
男性の車夫仲間・汰助の家に、3人で行くシーンがあるんですが、彼のお家がすごくキレイでまとまっていて、『男の人なのにすごくキレイにしてるね』って話をしていたんですよ。パスタも、瓶のパスタケースにちゃんと入れていて。
その流れで、『私、バナナツリーが家にある人は苦手ですね』っていう話をしたら、ユウさんがすごい嬉しそうに、『え、なんでなんで? そういう話大好き!』って。でも、バナナツリーが家にある男性、会ったことないんです(笑)。だから妄想で、『こんな人はイヤだ』っていう話だったんですけど」
なお
23歳 1995年2月10日生まれ 福岡県出身 T157 高校1年生で芸能活動を始め、2013年『めんたいぴりり』でドラマデビュー。20歳で上京し、2016年『雨女』にて映画初出演。2018年にNHK朝ドラ『半分、青い。』でブレイクし、2019年春ドラマは『のの湯』と『あなたの番です』(日本テレビ系)の2本に出演中。趣味は絵を描くこと、お酒、カレー屋巡りなど。そのほか最新情報は、公式ツイッター(@naonotubu)とインスタグラム(@sunaosquare)をチェック
※『のの湯』は、毎週日曜19時から、BS12 トゥエルビで全国放送中。dTVチャンネル、ひかりTVでは本編とスピンオフを独占配信中
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