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初公判後に「ピエール瀧」警官護衛のなか深夜2時の逃避行
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.12 06:00 最終更新日:2019.06.13 09:33
「取材妨害だ!」と本誌記者が、思わず警察官に対して抗議するほどの “特別待遇” だった。
6月5日、初公判を終えたピエール瀧被告(52)が、東京・千代田区内にある弁護士事務所にうなだれた様子で入る姿を目撃したのは正午過ぎだった。
それから約13時間後。日付が変わった深夜1時過ぎに「事件」は起こった。制服姿の警察官2人が現われ、記者らを一瞥。しばらくすると、瀧被告の関係者と思われる男性がやってきて、警察官となにやら話し込んでいる。
直後、警察官は「車が来ると危ないので、車道には出ないように」と記者に警告。すぐに、1台のワンボックスカーがビルに横づけされ、車から出てきた中年女性がビルの中へと消えた。そして深夜2時。頭からフードをすっぽりとかぶった瀧被告と思しき中年男性が、ビルから姿を現わしたのだ。
記者が声をかけようとすると、なぜか警察官が立ちはだかり制止する。関係者の男性も両手を広げて撮影を阻止。中年男性は、警察官に手厚く “護衛” されて、素早く車に乗り込み、姿を消したのだった。
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初公判で「すべて正直に話すことが必須と考えました」と答えた瀧被告。だが、入手ルートについて聞かれると、「知人から購入した」とのみ供述。知人とは20年来の旧友で、瀧被告にコカインを譲渡したとして逮捕された田坂真樹被告(48)のことだ。
「彼女は3月に横浜市内のコンビニ店で瀧被告にコカインを渡し、代価を受け取った」と話すのは、ある捜査関係者。田坂被告を経て瀧被告へと渡ったコカインについて、「英国ルート」が浮上している。
「田坂被告は、一昨年にコカインの密売で警視庁に逮捕された英国籍のドラッグディーラーの関係先に出入りしていたことが確認されている。このドラッグディーラーは、都内10店舗以上のクラブで違法薬物を売っていた」(前出・捜査関係者)
一方、「クスリのルートはほかにもある」と断言するのは、都内の暴力団関係者だ。
「『渋谷ルート』といわれる、日本人が元締めの販売ルートがある。その関係者から、彼の名前を聞いたことがある」
起訴状によると、瀧被告は20代からコカインなどの違法薬物を使っており、30年近くもクスリを使いつづけていたことになる。
「これほどの継続使用は、入手ルートが複数ないとできない。英国のほか、コロンビアやブラジルのルートもあり、六本木に行けば外国人から購入できる。
売っているのは、下っ端売人たち。彼らは揃って『マイケル』と名乗り、個人が特定されないようにしている」(前出・暴力団関係者)
6月18日に瀧被告の判決公判が開かれるが、一方の田坂被告の初公判は25日。コカイン入手ルートの闇は解明されるか。
(週刊FLASH 2019年6月25日号)