芸能・女子アナ
嫉妬深くて身勝手「山里亮太」蒼井優と結婚するまでのどん底
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.13 06:00 最終更新日:2019.06.13 17:27
「ありがとうございます! ほんっ……とうに、感謝しかないです。ずっと待っていてくれたんですか、すいません」
300人もの報道陣を集めた結婚発表会見から一夜明けた6月6日。『スッキリ』(日本テレビ系)出演のため、午前7時前に自宅から出てきた南海キャンディーズ・山里亮太(42)に、「おめでとうございます」と声をかけると、「時の人」は冒頭のコメントとともに、にこやかな顔でタクシーへ。
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車内に乗り込む寸前に「あ、ずっとマスクしててごめんなさい」と心配りを見せ、素顔をしっかりとカメラに見せてくれたのだった。「屈指のモテ女優」として知られる蒼井優(33)を伴侶にした男の余裕なのか……。神対応ぶりを見せつけられ、記者も思わず「山ちゃん、いい人じゃん」と感動した−−。
テレビ、ラジオで計16本のレギュラー番組を持ち、いまや世間では、「気配りの人」「いい人」というイメージが強い彼だが、今から6年前、36歳までの山里は人生に行き詰まっていた。
「今では爆笑を呼ぶ山ちゃんの毒舌芸、悪態芸も、昔は芸なんていえるものではなかったんです」と語るのは、ある芸能レポーター。
「山ちゃんは芸人になって、3つのコンビを経験していますが、以前の2組ではいずれも、相方から解散を通告されています。理由はひとえに、山ちゃんの『暴君』ぶり。相方のちょっとしたミスに、罵声を浴びせ続ける山ちゃんに、2人ともついていけなかったんです」
そうした経験から、山里は3人めの相方・山崎静代(40)への接し方を変えようと決意。その結果、2004年の『M-1グランプリ』で準優勝し、一躍ブレイクを果たす。
だが、“腐っていた” 山里は、しずちゃんがピンでドラマやCMに活躍するようになると、またも相方に辛く当たるようになっていった。
「嫉妬心からの嫌がらせです。オフに海外旅行を計画していたしずちゃんに、『海外に行ったら20個くらいエピソードトークを持って帰ってきて』とか、大量の女芸人のネタが入ったDVDを渡して、『これ、向こうで見てきてね』と言い放ったのです」(同前)
自身でもたびたび笑い話にしているが、蒼井が出演した映画『フラガール』についても、しずちゃんにオファーがあったことをマネージャーから聞かされると、「本人の耳に入る前に断わりましょう」と、勝手に潰そうとしたという。
嫉妬深さに身勝手さも加わって、コンビ仲は当然のように悪化。さらに山里は私生活でも、孤独感を深めていく。そのころ山里がよく通っていた飲食店の店主が明かす。
「山ちゃんが通いはじめる直前、彼のマネージャーがわざわざ来て、『山里のことは、絶対にほかの客には言わないでください』と言われたんです。以来、いつもひとりで黙々と食べては、帰っていました」
当時を知る後輩芸人も「性格のキツさから、友達づき合いはほとんどなかった」と話す。そんな山里に一筋の光が見えたのは、36歳のとき。
「情報系番組に挑戦したいと、親しい構成作家さんに頼んで、大学生たちの自主的な勉強会に顔を出しはじめたんです。学生に『家庭教師』をお願いして、政治や経済などの時事問題を、詳しく解説してもらっていました」(吉本興業関係者)
当時、山里の私生活はドン底。一方、相方はボクシングで五輪出場への再挑戦を本格的に始めた時期だった。
「山ちゃんの中でかなり危機感があったそう。相方に対しても、不満ばかりだった考え方を変えなければと気づいたんでしょう。山ちゃんから持ちかけて、2016年、2017年と『M-1』に出場してコンビ仲もかなり回復しました」(芸能関係者)
ドン底からわずか6年−−。しずちゃんから蒼井を紹介され、世紀の「ご褒美婚」を手にすることになった山里。結婚会見では、蒼井に見つめられ、照れる山里の姿が何度も。「仕事に対する姿勢を本当に尊敬しています」と蒼井からの思いも明らかになった。
転機を生かした息子の「大金星」について聞くべく、実家で母親を直撃した。
−−亮太さんの結婚ですが……。
「なにも言えないんですよ」
−−お相手を聞いたときは?
「もうビックリ仰天ですよ!」
思わず、といった具合に出てきた母親のひと言だった。
自身がMCを務める『逆転人生』(NHK)のような人生が待っていた。幸せな日々を送るいま、「あのときの俺がいたから……」と思いを馳せているだろう。
(週刊FLASH 2019年6月25日号)