8月7日、小泉進次郎と滝川クリステルが首相官邸で結婚を発表した。会見で小泉は、結婚の決め手についてこう話す。
「政治の世界って私からすれば戦場なんです。常にどこかこわばって、緊張感を持って、警戒心を解かず、まるで寝るときもいつも鎧を着たまま寝ているというかね。
でも不思議と彼女といると、あ、この場所は鎧を脱いでいいんだな。武器を置いていいんだな。無防備でいいんだ。そういうふうに思えたんです」
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滝川も自身のインスタグラムで、「進次郎さんとは、数年ほど前に友人として知り合うご縁があり、良き友人として過ごしていました。しかし、昨年から徐々に友人としてではなく、人生において大事なパートナーという存在に自然と変わっていきました」と語っている。
誰もが驚いたビッグカップルの誕生。実際、小泉と滝川は、付き合って以来、外ではまったく会っていなかったという。初めて2人で行動したのは、参院選が終わってから、小泉の実家に行ったとき。2人の横には、滝川の愛犬「アリス」がいた。
小泉はブログで、「私たちは昨年からお付き合いを始め、お互いに結婚を意識するようになり、彼女が福島県から引き取った保護犬のアリス(ラブラドールレトリーバー)と一緒に2人+1匹の時間を過ごしてきました」と語っている。
アリスは、東日本大震災で被災し、飼い主とはぐれたところを保護され、滝川に引き取られた。滝川は出演していた『ニュースJAPAN』(フジテレビ系)で犬猫の殺処分問題を取材してから、動物愛護活動に力を注いできた。
2018年7月22日の『サンケイスポーツ』では、「散歩は毎日1時間はします。大型犬を1人で飼うのは初めて。大きいから引っ張られて腕の筋肉もつきました。シニア犬ですが、やんちゃで好奇心が旺盛。カメラに撮られるのが大好き」とアリスについて語っている。
NPOから引き取った当時は、被災犬ならではの苦労があったという。
「当時は、私が出張で自宅を留守にすると、取り残された悲しみや怒りからか下痢や嘔吐を繰り返していました。根気よく向かい合って『どこにも行かないよ』と言い聞かせてから、だんだん落ち着いてきました」(同)
今ではアリスもすっかり慣れた。滝川も「アリスが来てから表情が柔らかくなった」と言われるようになり、散歩以外にもアウトドアの活動が増えたという。
滝川は、2018年5月29日の『RBB TODAY』で、「彼女(アリス)は福の神だなって思いますね。彼女が来てからは、いろんな人とのつながりがあったり、いいことばかりですね」と話している。愛犬アリスがつないだ縁のなかに、小泉もいたということだろう。