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いまは月収40万円以上…「純烈」勢いの秘密は当意即妙の返し
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.08.20 11:00 最終更新日:2019.08.26 14:50
4人組男性歌謡コーラスグループ・純烈の勢いが止まらない。
「紅白歌合戦を目指そう! 親孝行をしよう!」との合言葉で結成され、昨年末、ついに念願の目標だった『NHK紅白歌合戦』に初出場。
しかし喜びもつかの間、今年始めにメンバーの女性スキャンダルが報じられた。中高年マダムのファンがほとんどの純烈にとって、人気にブレーキがかかる決定打かと思われたが、メンバーたちの謝罪、スキャンダルを起こしたメンバーの引退と、素早い対応で難を乗りきった。
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今や紅白出場効果で、3000人クラスのコンサートもチケットがソールドアウト状態だという。さらに、純烈のすごいところは、ヒットに恵まれなかった頃の営業だった健康センターやスーパー銭湯で、今でも活動を欠かさずに続けていることだ。
そんな純烈が8月7日、都内のセブン-イレブンで、『純烈の公式応援BOOK!』の刊行記念イベントに出席した。
純烈はセブン-イレブンのイメージキャラクターを務めていることから、4人全員がユニフォームを着ての登場となった。
リーダーの酒井一圭は、開口一番「お陰さまで紅白歌合戦に出場してから、知名度とともに観客動員数も増えてきました。純烈は健康センター、コンサート、ディナーショーが中心ですが、健康センターによっては座席のチケットを予約していただかないといけないんです」と、少し心苦しそうに話し出した。
「健康センターによっては直接来ていただいて、無料でご覧いただけるところもあるんです」
これって、どういうことなの、と首を傾げていると、酒井の言葉が続いた。
「あの健康センターはチケットを取らなくてはいけないけど、この健康センターは無料で見られるんだと、会場によっていろんな形が違うので、わからなくなっている方がたくさんいらっしゃる。
嬉しいことに、最近は新しく若い方のファンも増えて、どうやって純烈を応援したらいいの? ペンライトは必ず持たなくちゃいけないの? などといろんな質問をいただくようになった。なので、自由に楽しんでいただけるように、わかりやすい本を、ファンとの絆を確認できるようなツールを作りました」
今の純烈なら、健康センターでのステージをすべて有料にしても満席になるであろうに、売れない頃の自分たちを支えてくれた感謝の気持ちとして、今でもいくつかの健康センターでは無料で楽しむことができるというのだ。純烈は売れても天狗にはならないよ、との心意気の現れなのだろう。
公式応援本は、ファンからは好評だという。ならばと「さぞかし儲かっているでしょ!」と質問すると、「印税は10対0です。事務所が10ですよ」と、酒井が最近話題のギャラ騒動をからめて答えると、取材陣から大きな笑いが漏れた。
酒井は続けて「僕らは給料制なんですよ。4~5年前は歩合制でしたが、事務所を移籍してから、メンバー全員が純烈をできるような環境を整えてもらったんです。そのときは15万円でしたが、だんだん上げてもらって、今は月収40万円以上になりました」と。
ほとんど休みなく働いて、このギャラが高いのか低いのか判断しかねるところだが、「子供の夏期講習も払えるようになりました。だから、僕らは事務所に何の文句もないですよ。むしろありがたいと思ってます」と酒井は真顔で話す。
純烈には、熱狂的なファンが多いが、仰天エピソードも披露してくれた。
後上翔太は「健康センターでお酒を飲んだ男性ファンに『大好きだよ』と言いながらハグをされるんだけど、力強くて痛いんですよ」。
白川裕二郎は「70代くらいのマダムから、その人の一番イケていた頃の写真を見せられて『結婚してください』と言われたことがありますよ」。
小田井涼平は「ハンカチで汗を拭いていただけるんですけど、机を拭くふきんで顔を拭かれることがありますよ」と、それぞれが話すエピソードにクスっと笑いがおきる。
トーク力も、短い言葉でポイントが押さえられて、引き付けられる。何を答えたらいいか、求められている答えが何かをすぐさま言葉にできる。目の前のお客さんとのやり取りで鍛えられたのだろうが、これが今、売れている人たちのポイントなのだと言える。
最後に、令和の最初の目標はと尋ねると、「週刊文春に叩かれないことです!」と酒井が紅白出場直後に起きたスキャンダルのネタに触れるが、すぐさま「もちろん、令和最初の紅白歌合戦に出場することが大目標です!」と、2年連続出場を宣言した。純烈のパワーから、目が離せない!(取材・文/芸能レポーター川内天子)