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チュートリアル徳井義実を直撃「相方の反応は…」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.29 11:00 最終更新日:2019.10.29 11:00

チュートリアル徳井義実を直撃「相方の反応は…」

10月25日、本誌直撃時の徳井

 

「恥ずかしくて、穴があったら入りたいくらい……」

 

 10月23日、チュートリアル徳井義実(44)は報道陣を前に、ひたすら謝っていた。

 

 チュートリアルが、M-1グランプリを制し、優勝賞金1000万円を手にしたのは2006年のこと。「水道代を3年ぶん滞納していた」と貧乏をネタにしていた男が、東京国税局から “税逃れ” を指摘されたのだ。

 

 

 貧乏芸人が変質し始めたのは、2009年のことだった。

 

「この年に、『株式会社チューリップ』という個人事務所を作って、吉本興業からの出演料なども、この会社を通じて受け取るようになった。

 

 徳井は、2015年3月期までの4年間で、個人的な旅行代や洋服代、高級時計の購入代金などを、“仕事上の必要経費” として、2000万円ほど同社に計上していた。

 

 だが、国税局はこれを『意図的な所得隠し』と認定。さらに、2016年3月期から2018年3月期にかけて、約1億1800万円あった会社の所得をまったく申告しておらず、『重加算税』と『無申告加算税』を含めて、約3700万円を追徴された」(社会部記者)

 

 今回、税の専門家たちが「悪質」と口を揃えるのは、「所得隠し」だけでなく、所得自体が「無申告」だったこと。そもそも所得隠しがおこなわれた4年分についても、徳井は2015年に国税局から無申告の事実を指摘され、期限後にようやく申告していたのだ。

 

 国税当局を長年取材するジャーナリスト・田中周紀氏は、こう指摘する。

 

「会社設立後、徳井さんが自ら税務申告した年は一度もなかったようです。『無申告』とは、納税義務の完全な放棄で、納めようという意思がそもそも存在しない。

 

 国税局から指摘されて期限後申告したにもかかわらず、その翌年の2016年3月期から、また3年間も無申告を続けた徳井さんを、国税局は『納税意識ゼロ』と判断し、仮装隠蔽をともなう所得隠しがないか、過去に遡って調査した。その結果、個人的な出費を、会社の経費に付け替えていた事実が発覚したのです」

 

 キー局の制作関係者は言う。

 

「ニュースを見た瞬間、『徳井は終わったな』と思いましたね。消費税が上がり、世間がお金に敏感になっている今、スポンサーは “脱税” 芸能人を許すことはできないんです」

 

 会見で「想像を絶するだらしなさ」「一般の社会人として考えられないこと」と反省した徳井。共演していた芸能リポーター・片岡亮氏はこんな話を明かす。

 

「5年ほど前、ラジオ番組で将来の海外移住計画を話していました。『シンガポールとドバイが有力候補だ』と言って、『法人税が安い』『税金がないの』と。節税には誰よりも前のめりでしたけどね」

 

“税逃れ” したカネは、どこに消えていたのか。徳井と親交のある民放関係者が話す。

 

「彼は、先輩の宮迫博之やフットボールアワーの後藤輝基たちと、『芸人時計部』を作ったほどの高級時計マニア。番組にも、よくつけて登場していました。『パテック フィリップ』や『ヌベオ』といった、本当の高級ブランドばかりです。

 

 相方・福田(充徳)の趣味に影響されて、『ハーレー』のバイクも買いましたが、あれだって200万円以上します。彼は、自分の興味のあることになら、ポンとカネを出しますが、そうでないものにはケチなんです」

 

 それに頷くのは、後輩芸人だ。

 

「徳井さんに、CDをたくさん貸していた仲間の芸人がいますが、いまだに返してもらってないと嘆いています(苦笑)。

 

 もともと、自分で後輩を引き連れて飲みに行くような親分タイプではないですが、それにしても、奢ってもらったことはないです」(後輩芸人)

 

 10月25日、自宅マンションから仕事に向かう徳井を直撃した。


――悪質な “税逃れ” だという指摘が出ています。

 

「う~ん、そんな意図はまったくないんです……」

 

――後輩芸人からはケチだという声まで出てきました。

 

「そうですか……。そんなつもりはまったくないんですよ……」


――相方の福田さんはなんと?

 

「『俺のことは気にせんで、頑張ってくれ』と言ってくれました。お怒りの反応とか、すべて受け止めて、一生懸命頑張っていこうと思います」

 

 レギュラー番組10本を抱える徳井は10月26日、当面の活動自粛を発表した。さらに同日、社会保険に未加入だったことも発覚。“いい人” のイメージは完全に崩れた。“だらしなさ” の代償はあまりにも大きい。


(週刊FLASH 2019年11月12日号)

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