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女子アナ花崎阿弓の婚活日記/女たらしのディレクター
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.11.10 16:00 最終更新日:2019.11.10 16:23
NHK石橋亜紗アナが、同局の先輩アナウンサーと結婚していたそうです。同じ局同士だと、お互いの都合もわかったりして、結婚しやすいと思います。
地方局のアナウンサーの友人も、同じアナウンサーであったり、ディレクターなど別職種でも同業種と付き合って結婚していくことが多々ありました。
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実は、私にもありました。ある地方局で同世代くらいのディレクターさんと恋に落ちてしまって、2人でサイゼリアデートを重ねました。
地方局だったので、都内と違って車デートが多く、一緒に山に行ったり、川に行ったりといろんなところで遊べました。その彼はどんどん昇進し、サイゼリアから少しランクの高いレストランに連れて行ってくれるようになりました。
忙しくて大変なのに、会う時間も一生懸命見つけてくれて、本当に素敵な人でした。
あるとき、ちゃんと付き合おうという話が出たので、周りの人に相談してみたら、「女たらし」だからやめろと言うのです。
以前も婚約者がいたけれど、新人アナウンサーに手を出して別れたとのことでした。それを彼に話したところ、それは誤解で、婚約もしていないし、新人アナなんてここ数年入ってきていないと答えます。
私が入ったときはディレクターに昇進したばかりで、ADの俺がどうやって人を口説けるの? ともっともな理屈をぶつけてきました。確かにそうなのかな? と思いながら、様子を見て付き合うようになりました。
他の人にも内緒にして、変なところがあればすぐに別れようというくらいの気持ちでした。しかし、どんどん惹かれていく自分もいます。
これ以上好きになったら取り返しがつかなくなるなと思ったぐらいのとき、異変が起きました。ナレーション録りブースで、彼が新人タレントさんとイチャイチャしていたんです!
ちょっと不思議に思いましたが、仲よしなのかなぁと思っていました。特に問いただすこともなく、週末はデートだったので楽しみにしていました。
しかし、彼が仕事になってしまったとのことで、デートはなくなってしまいました。
私も、アナウンサーの原稿読み練習でもしようと出社して、アナウンサーブースにいました。「あとで差し入れでももっていくよ」とLINEしながら、なにか心がざわつきました。
しばらくして、「だめ!」と、声が聞こえてきます。なんだろうと思っていると、タレントルームに新人タレントとディレクターがいたのです!
びっくりしてその場に立ちつくしていたら、2人はいなくなって、クルマの音がブーンとしました。車内には2人の姿があり、これから何かあるのは明らかでした。
私は、絶望しました。新人キラーっているんですね。
ああ、私の王子様は、本当にどこにいるんでしょうか。
●花崎阿弓(はなさきあゆみ)
1988年生まれ。武庫川女子大学卒業後、ケーブルネット鈴鹿、静岡エフエム放送で女子アナに。現在はフリーアナウンサーとして活躍中。夢は『news zero』で原稿を読むこと。通称「ケーブルテレビ界の水卜ちゃん」