1970年代後半に活躍した、人気デュオのピンク・レディーの未唯 mieと増田恵子が、12月1日に行われた映画『妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』完成披露舞台あいさつに登場した。
今作のテーマ曲『メテオ』を担当している2人。舞台あいさつで未唯が「ピンク・レディーが2人揃っての登場は久しぶりなので新鮮」と登壇できた喜びを打ち明ける。
【関連記事:未唯、ピンク・レディー時代は給料制でMAX月収150万円】
増田も「ここ(会場となったよみうりホール)が、1975年の夏、私達2人が高校生のときに『スター誕生!』のオーディションを受けに来た会場なので、思い出いっぱい。奇跡でもあり偶然でもあり、不思議な気持ち」と思いに耽った。
今回の曲のオファーを受け、増田は初めて耳にしたとき「難しいと思った」と率直に語る。
「サンプルを聴いたときから『ピンク・レディーらしいな』と思った。イントロからサビみたいで、全部が美味しい。レコーディングの前に自主練習をしていたら、息継ぎするところもなくて、今までで一番の難関だなと思いました。
でも、『やっつけてやる』気持ちでレコーディングに挑戦。未唯とのレコーディングも、これが最後になるかもしれない、と心を一つにして、ピンク・レディーらしい素晴らしい音を入れようと約束しました」
自分にとってのヒーローを問われ、増田は「ピンク・レディーを作ってくれたスタッフみんながヒーロー。個人的には21年付き添ってくれたミルクという飼い猫」。一方、未唯は「マザー・テレサ」だった。
「ソロになってからどう自分を表現するか悩んだときがあって、その頃にインドのカルカッタに行ってマザーテレサに会わせてもらいました。
貧しい人達を助けている姿が素晴らしいと感じて。『ボランティアもひとつだけど、それぞれの持つ仕事、得意なことで助けることはできる』と聞いて、安心してこれからも歌を歌おうと思えました」
今回の曲はCD化、配信予定もないため、「最後になるかもしれない2人の曲」は映画館でしか聴くことができないという。