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相方を見事に復帰させた「策士・田村淳」の評価がうなぎ登り

芸能・女子アナ 投稿日:2020.01.24 09:08FLASH編集部

相方を見事に復帰させた「策士・田村淳」の評価がうなぎ登り

 

 ロンドンブーツ1号2号の田村淳とモデルのみちょぱ(池田美優)が1月21日、都内で開催された「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2020」授章式にゲストとして出席した。
 

 もちろん注目の的は淳。

 

 10日に吉本興業は、相方の田村亮が所属する「株式会社 LONDONBOOTS」と専属エージェント契約を結ぶことを発表し、亮の芸能活動の再開を公表した。

 

 

 これを受けて14日、淳がツイッターで、亮と2人で「family」と題したトークライブと記者会見を開く意向をつぶやいた。会場は昨年7月に亮が謝罪会見を開いた場所だ。

 

 さらに20日、淳は亮の宣材写真を公開。
 いよいよ闇営業問題で謹慎処分を受けていた亮が活動再開し、7カ月ぶりにロンドンブーツ1号2号が2人揃って公の場に登場するわけだ。

 

 話題満載の淳がイベントに登場するとあって、マスコミはこぞって押し寄せた。この日の淳は、イベントの最中もイベント後の囲み取材も、してやったりという感が満載の笑顔。その理由は、田村淳の策略の勝利だからだ。

 

 囲み取材で淳は亮への仕事のオファーが「メールでしか受け付けてないんですけど、ものすごい数が来ているんです。1日200件くらい来て、なかには怪しいのもありそうなので『反社チェック』しないと……」と話し、マスコミ陣を笑わせる。

 

 具体的にどんな仕事が来ているのか聞くと、「どこかの花束贈呈式とか。亮さんは花束贈呈の人だと思われている。闇営業といわれたあのときに花束を贈呈していたから、うちの会社でも、うちの会社でもというのは多いんです」と、また笑わせる。

 

 淳の表情は明るく余裕があるように見える。

 

 トークライブの会場について「あそこでやらなければいけない、と僕のなかにあって。それと、タイトルは『family』なんですけど、亮さんはファミリーなんで、このタイトルにしました」と、トークライブで再スタートを切るこだわりを語った。

 

 相方の闇営業問題が起きてからの淳は、まさに策士であったような気がする。それも、窮地に追い込まれている相方のことを十分に思いやったうえで、どうやったらロンドンブーツ1号2号が生き残っていけるか、考えに考えた道を慎重に選んでいったと思う。

 

 早い段階から淳は「今後、芸能界で仕事をしたいかどうか、この仕事をしたいかどうか」を、何度も何度も亮に質問したそうだ。その都度、亮は「やりたい」と答えたという。おそらく淳の頭のなかには、この仕事をしていくからには吉本興業を離れてはダメだという思いがあったはず。

 

 しかし、亮に残る吉本への不信感をどうすべきか。
 その答えが、12月に、吉本興業から独立するための会社ではなく、「田村亮と吉本興業をつなぐための会社」として株式会社 LONDONBOOTSを設立したことだった。

 

 さらに、YouTubeチャンネルも開設し、淳は「いつになるかわかりませんけど、このロンドンブーツチャンネルで何か一緒にできたらいいな」と話していた。だが、復帰を果たしていない亮を、このチャンネルに出演させることはしなかった。

 

 その間、吉本と上手に交渉を重ねたのだろう。その結果、吉本興業はいいタイミングで亮の芸能活動再開を発表した。

 

 淳は、波風たてることなく一つ一つ、先を見据えて亮の復帰を組み立てていった。なぜ、こんなに上手に物事を進められたのか?

 

 実は、淳はコミックの『三国志』が好きで何度も読んだという。「諸葛亮孔明という男が策略家で、策をどういうふうにかけると相手の裏をかくことができるか。自分の掲げる目標をどうやったら進められるか、参考になることが多い」と、目を輝かせた。

 

 今回も役立ったのかと尋ねると、「役立ったと思います。この一手を打つ意味とか、ここでこういう写真を出すとかの意味を、僕はキチンと考えながらやってきたので」と、噛みしめるように話した。

 

 緊急時の策士、田村淳。評価はうなぎ登りだ。
 最後は、ちょっとおのろけ。淳は「(『三国志』を)女子にすすめても、誰も60巻を読破できる人がいないんです。今の奥さんだけは60巻読破して、話が合うようになった。だから結婚したのかな」と、少し鼻の下が伸びた気がした。
(写真・文/芸能レポーター川内天子)

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