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沢尻エリカ、初公判で見せた深い反省「女優復帰は考えてない」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.31 22:45 最終更新日:2020.01.31 22:48
1月31日、東京地裁で沢尻エリカの初公判が開かれた。午後3時過ぎ、沢尻は1人で入廷し、弁護人の間に着席する。白シャツで黒のパンツスーツ姿。靴の色は黒。髪も黒く、後ろでまとめたポニーテールだった。赤い口紅は目立つが、薄めの化粧で、地味で落ち着いた印象だ。
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検察官が「自宅のマンションでMDMA約0.198グラム、LSDの紙片0.084グラム、LSDの液体0.601グラムを所持した麻薬及び向精神薬取締法第66条第1項違反」と起訴状を読み上げ、裁判長が「公訴事実について間違いはありますか?」と聞くと、沢尻は「間違いありません」と神妙に答えた。
エイベックス・マネジメントの担当者の書面が読み上げられる。
「沢尻本人は『信用していただいた方を裏切ってしまい、申し訳ありませんでした』と涙を流して話していました。2度と同じことを繰り返さないように、薬物についての勉強に取り組んでいます。薬物の恐ろしさがわかったと思います。
芸能界以外の仕事も、今後考えるかもしれませんが、個人的にはいつかまた女優として復帰してほしい思いはあります。女優は世間の理解と支援がないとできません。いつか社会が許してくれるのであれば、今後の道を自分で選べるよう支援を続けていきたいと思います」
沢尻の兄の証言などが続き、沢尻はこう発言する。
「逮捕されたことにより、多大なるご迷惑をおかけし、またエイベックスのスタッフの皆さまには大変な苦労をおかけしました。撮影中のものに関しても、スタッフの皆さまに大変な負担をおかけし、大きな損害を与えて本当に申し訳なく思っております。
今まで慶応病院で生活してきました。診察のほか、薬物が体に与える影響や、依存について調べてきました。検査の結果、違法薬物に対しての肉体的な影響はありませんでしたが、大麻は精神的依存があり、ショックでした。
今後は違法薬物とは決別して生きていきたいです。
入院中に医師の指導で、薬物の影響や精神疾患について勉強しました。今後、違法薬物を断ち切るため、継続して病院に通い続け、治療を続けます。悪い考えに立ち入らないようにします。
交友関係、違法薬物と関わりのある人達と関わらないようにします。まず携帯電話を解約しました。SNSを閉じましたし、携帯電話の端末は弁護士に預けました。
医師には、今後は外来で定期的に通ってアドバイスをもらって、安定した生活を送ることが大切だといわれました。現段階では今後は決められていませんが、家族と考えていきたいと思います。
女優復帰は考えていません。女優は影響力のある人間なのに、身勝手な行為をして多くの方を傷つけました。代償は計り知れず、復帰の資格はないと思います。
逮捕されて多くを失い、初めて気が付いたこと。それは自分のなかで薬物はコントロールできると思っていましたが、それは間違いでした。
薬物に汚染された状態のなかで、私を使ってくれた人や、正しい意見を言う人に耳を傾けず、現実逃避した世界で、薬物がつないでくれた偽りの友情から抜け出すことができませんでした。
彼らと過ごした、非生産的な日常すべてが幻でした。その結果、すべてが崩れました。心の底から後悔しています」
沢尻は、裁判長から「女優復帰は考えてないんですね?」と再度問われると、「はい。今の仕事は無職です」と答えた。
最終弁論では、改めて謝罪の意を示し、「すべては甘さが招いたことです。後悔してもしきれない気持ちでいっぱいです。今後はしっかりと罪の重さを自覚し、反省し、更生してくことが唯一の償いだと思います。2度と繰り返さないよう、必ず立ち直っていきたいと思います」と語り、席に戻って下を向き、口を真一文字に閉じた。
終始落ち着いた様子だったが、そこには深い反省が感じられた。