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沢尻エリカ、兄・剣士さんが「妹よ、もう女優はやめよう!」

芸能・女子アナ 投稿日:2020.02.12 06:00FLASH編集部

沢尻エリカ、兄・剣士さんが「妹よ、もう女優はやめよう!」

2008年、本誌取材時の剣士さん

 

「彼女にとって女優に戻ることが、いいことなのかどうか……」
 本誌記者にそう語ったのは、2月6日に有罪判決が下された沢尻エリカ(33)の兄・澤尻剣士さん(38)だ。

 

 剣士さんは、1月31日の沢尻の初公判に、証人のひとりとして出廷。 「留置中や入院中は、面会に行っていました」「僕にできることがあれば、経済的なことを含め、話を聞きながら進める」と、妹の今後を案じていた。沢尻の更生のカギを握る、肉親のひとりだ。

 

 

 じつは本誌記者と剣士さんは、以前から顔見知りだった。剣士さんは、都内の飲食店に店長として勤めているが、2008年に彼の仕事ぶりを取材していた。

 

 初公判後の2月某日、本誌記者が別の事件の取材で都内にいると、偶然にも歩いてくる剣士さんと出くわした。声をかけると、初めは「僕の口からは、なにも言えません」と断わられたが、証言台に立った気持ちなどを尋ねていくと、剣士さんは少しずつ重い口を開いてくれた。

 

――証人として、出廷したのは大変だったのでは?

「緊張しましたよ。慣れないことですから」

 

 長兄の剣士さんは、「澤尻家」の代表として、証言台に立った。沢尻の父は、彼女が中学生のときに病死。高校時代には、次兄も交通事故で亡くしており、沢尻を支えたのは母・リラさんと剣士さんだった。

 

 その初公判で、沢尻は「兄に対しても心配や迷惑をかけ、裁判にまで来てもらい、このような思いをさせて申し訳ない」と、兄への思いを吐露するとともに、「女優への復帰は考えていません」と明言していた。

 

 剣士さんに、沢尻の将来についても尋ねた。
――妹さんの女優復帰について、どう考えているか?

「僕は、女優はやめたほうがいいと思います」

 

――「僕にできることがあれば」と証言していたが、剣士さんの店で働く可能性はある?

「働かせることまでは無理かもしれませんが、僕が支えていくことになると思います」

 

――社会的に孤立させないのが大事だとされている。妹さんと一緒に暮らす考えは?

「僕は結婚していますので、同居はわかりません」

 

――妹さんは薬物をやめられるのか?

「裁判で証言したとおりで、彼女は(薬物の使用を)後悔していますから……絶対にやめさせます」

 わずか5分足らずだったが、剣士さんは真摯に答えてくれた。  

 

 出演するはずだったNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、沢尻の演技を見たかったという声は絶えない。罪を償えば、必ず “復活” の道は見えてくるはずだ。

 


写真・中井川俊洋

 

(週刊FLASH 2020年2月25日号)

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