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覚醒剤で逮捕の槇原敬之、デビュー30周年プロジェクトも失敗か
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.02.13 19:11 最終更新日:2020.02.13 19:11
歌手の槇原敬之が、2月13日、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。港区のマンションで、覚醒剤を含む粉末0.083グラムを所持していた容疑だ。
槇原容疑者は、1999年にも覚醒剤で逮捕されており、このときは懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決が言い渡されている。
このとき、警察の留置所で過ごした約20日間の苦労を、槇原容疑者は朝日新聞にこう語っている。
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《あのころ僕は本当に自分のことしか考えていなかった。ファンへの感謝を忘れ、スタッフの力添えがあってこそ歌手として成功できたことに、おろかなことだけど、捕まるまで気づかなかった。逆に、あのとき捕まっていなかったらと思うと怖くなる》(2005年5月7日)
もともと『どんなときも。』(1991年)、『もう恋なんてしない』(1992年)などのヒットメーカーとして知られていたが、逮捕を乗り越え、2003年に作詞・作曲したのが、SMAPに提供した『世界に一つだけの花』だった。これが最終的に300万枚を売り上げる記録的ヒットとなった。
その後の音楽活動は順調だった。
2015年には、『超えろ。』が関西テレビの社歌となり、2019年春には、選抜高校野球の入場行進曲が『世界に一つだけの花』と『どんなときも。』に決まった。「平成を象徴する曲」として、槇原容疑者の代表曲が甲子園に流れたことになる。
「実は、大麻や覚醒剤など薬物事件で逮捕されたミュージシャンのCDが販売停止となるのは、1999年の槇原敬之の逮捕がきっかけだと言われています。今回の逮捕で、槇原容疑者の音楽が再び市場から消える可能性が高いと思われます」(音楽業界に詳しいライター)
2019年10月から、デビュー30周年プロジェクトとして、大々的なキャンペーンが始まっているが、今回の逮捕で大失敗に終わる可能性が高い。
かつて本誌のインタビューに「『どんなときも。』は自分に向けた応援歌なんです。もうこれ以上の苦しみはないぞという思いを込めた」と語っていた槇原容疑者。再びの逮捕で、頭の中には自分の曲がリフレインしているのかもしれない。