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女子アナ日下千帆の「美女は友達」闘う歌姫

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.02.20 16:00 最終更新日:2020.02.20 16:58

女子アナ日下千帆の「美女は友達」闘う歌姫

日下アナ(左)と前田さん

 

 西郷さんが見守る上野の山。寒空の下、道着1枚でミットに集中しているのは、2006年、極真空手全日本チャンピオンになった演歌歌手の前田瑠美さんです。

 

 なぜ西郷像の前で寒稽古になったかというと、鹿児島出身の前田さんは、第25代のミス鹿児島でもあるからです。

 

 

 前田さんが武道を始めたのは小学生のときでした。男子を背負い投げでケガさせるほどやんちゃだった前田さんを落ち着かせるため、武道家のお父様が太極拳と柔道を習わせたのです。
 

 中学に入ると男子の力が強くなり、柔道では男子に勝てなくなってきたので、力の強さに関係なく相手を倒せる空手を習い始めました。

 

 お父様のおすすめは伝統空手。実際に相手を殴ることなく、寸止めのポイント制で勝負が決まります。ところが、「なんで空手なのに人を殴っちゃいけないの」と、かえってストレスをためることになり、大学4年生のときに極真空手へ転向しました。

 

「これまで長く武道を続けてきたので、勝てる自信があったのですが、入門2週目の試合でボロ負けとなってしまい、悔しい思いをしました。それをきっかけに毎日8時間の稽古を続け、補欠枠で出場した3カ月後の九州大会で優勝することができました」

 

 その後は、世界大会に3度出場し、ベスト8まで勝ち残るという素晴らしい成績を収めていらっしゃいます。

 

「武道を学ぶ最もよい点は、礼儀作法が身につくことです。元気な声での挨拶や敬語の使い方などを小さい頃から学べます。また、私の場合は、つらい稽古に耐え続けることで、ポジティブな物の考え方が身につきました。

 

 毎年1月には、秩父の三峯神社に1週間こもって寒稽古をするのですが、氷柱のできる気温のなかで滝行がおこなわれます。100人の行が終わるまで濡れたまま待ち続けるのですが、これが本当につらい。

 

 ふだんの生活で何か悪いことが起きても、これよりはましと考えられるようになりました(笑)」

 

 座右の銘は、極真空手創始者である大山倍達さんの言葉「停滞は後退なり」だそうです。前田さんは常にその言葉を意識し、日々新たな目標を設定、それを達成し続けているのです。

 

 昨年は、調理師免許の取得、太極拳の師範となる、結婚相談所の新規ビジネスを立ち上げる、2カ月で13キロ痩せて『Mrs.Ms Earth Japan 2019」グランプリ受賞の4点を成し遂げたそうです。

 

 その恐るべき行動力は、並の男性では太刀打ちできないでしょう。

 

大井警察署の一日警察署長に(2017年)

 

「強そうに見られるのか、埼京線に乗っても痴漢にあったことがありません。万一、被害にあったとしても、体が反射的に動き、自分の身を守ることができますので、武道は女性におすすめです」

 

 振り袖姿で瓦20枚をたたき割る前田さんのパワーにあやかりたい方は、3月15日、千葉県幕張市でおこなわれるバースデイライブに行かれてはいかがでしょうか? 気合と根性を思い出させてくれるでしょう。


日下千帆(くさかちほ)
 1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社し、編成局アナウンス部に在籍。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。2012年より、東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当

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