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女子アナ日下千帆の「美女は友達」声音研究家

芸能・女子アナ 投稿日:2020.02.27 16:00FLASH編集部

女子アナ日下千帆の「美女は友達」声音研究家

中島さん(左)と日下アナ

 

 今回ご紹介する美女は、15年間で2万人以上の声のデータを集め、声の周波数と、心の状態や思考の関連性を研究している中島由美子さんです。声の研究をされるだけあって、中島さんご自身も鈴の音のような美声をお持ちです。

 

 学生の頃から選挙のウグイス嬢のアルバイトをしていた中島さんは、応援していた代議士にスカウトされ、4年間、先生の鞄持ちやスケジュール管理という秘書の仕事をしていました。

 

 

 その後、結婚式やイベントの司会業をしながら、ミュージカル女優を目指すなどしていましたが、その過程で声に対する興味が深まり、独自の方法で声の研究をするようになりました。

 

「他人の声を分析して物まねしてみたり、コンサート、舞台、テレビの発声の違いについて研究したりしていました。日本では文献も少ないため、海外の研究者の本を読んで勉強しました。そこでわかったのが、軟口蓋(舌の後ろにある柔らかい部分)の開き具合で声が決まるということでした」

 

 2002年、海外の研究者による「声を見える化するセミナー」に参加したのをきっかけに、5年の歳月と1000万円以上の資金を投入して、声の波形を円グラフにして画面上に表示するアプリを開発したのです。

 

 そのアプリを使って、私の声も診断していただきました。写真の円グラフが表しているものは1オクターブの音階です。私も声を使うお仕事をしているため、すべての音がバランスよく出ていることが確認でき、安心いたしました。すべての音階がすべての層で出ると「フルサウンドヴォイス」と呼ぶそうです。

 

 このように声の波形を見える化したことが、実際のビジネスの現場でどのように取り入れられているのか伺ってみました。

 

「たとえば、コールセンターでクレームの多いオペレーターの声の波形を見てみると、ファとソの音が出ていないことが多いのです。この2つの音が抜けると共感が欠落しているように聞こえ、お客様からクレームを受けやすくなります」

 

 一般的な職場やコミュニティでも、ファとソの音が欠けていると、他者とのコミュ二ケーションがスムーズにいかなくなることがあるそうです。その場合の対策はあるのでしょうか?

 

「その場合、本人が自分でできる対処法として、ピアノなどの楽器でファとソの音を弾きながら発声練習するという方法があります」

 

 職場で周囲とのコミュニケーションに問題があると考えていらっしゃる方は、ぜひ発声練習に励んでみてください。

 

 ほかにも、テレビに出演しているアナウンサーの声の波形にも面白い法則があるそうです。

 

「TBSの安住紳一郎さんやフリーアナウンサーの羽鳥慎一さんといった人気男性アナウンサーは、皆さん、シの音を持っています。シは人をほっとさせる癒し系の音なのです」

 

 中島さんに今後の目標を聞いてみました。

 

「フルサウンドヴォイスを持つ人を集めて合唱団をつくることです。ものすごい癒しのエネルギーを発して、会場全体がパワースポットになるのではないかと思います。日下さんもいかがですか?」

 

 お誘いいただきありがとうございます。私も子供の頃は歌手になってみたいと思っておりましたので、これでようやく夢がかないそうです。

 

日下千帆(くさかちほ)
 1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社し、編成局アナウンス部に在籍。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。2012年より、東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当

 

撮影協力:APPARTEMENT 301

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