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フリーアナ花崎阿弓「ドラマのエキストラって、大変なんです!」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.03.21 16:00 最終更新日:2020.03.21 16:00
こんにちは、フリーアナウンサーの花崎阿弓です。今回は、テレビドラマのエキストラについて、お話しします!
映画などで、何百人とエキストラを使わなければいけない場合、大学の映画研究会や演技サークルに声をかけますが、少人数のエキストラは、だいたい芸能プロダクションが集めています。
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どこの芸能プロダクションでも、赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる年代の人が所属していて、どの役柄にも対応できるようになっています。
あるウェブサイトに登録された芸能プロダクションは、2500以上ありました。全国には、もっと小さな芸能プロダクションがあるので、おそらくその倍くらいあるのだと思います。
プロダクションによっては、エキストラは出さずに、セリフのある役のみに挑戦させるところもあるようです。そうすると、オーディションに通らなければならないので、なかなか受からず、やむなく事務所を去る場合もあります。
再現VTRは、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)、『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)など、けっこういろいろなバラエティ番組で使われています。
監督に気に入ってもらえれば、何度も使ってもらえることもありますし、そこから、他の番組の制作の方の目に止まることもあります。
エキストラの場合、衣装なども自分で用意することが多く、メイクなどもたいていは自分でやります。ただ、ロケ弁などは出演者と同じものを食べられるので、現場によっては豪華なこともあります。
ギャラも少ないですが、人気の俳優さんの演技を間近で見ることができるので、とても勉強になることが、いちばん大きなポイントです。
私自身は、15歳のころ、オーディションで事務所に入所しました。その後、月々数万円の月謝を払って養成学校に通い、2年ほどでオーディションを受けられるようになりました。それから3年ほどで、時代劇などでテレビにちょっと映る役が来るようになりました。
ちょい役のエキストラなので、サイズの合わない衣装やカツラを身にまとうため、しばしば着崩れが起きました。そのため、メイクさんやスタイリストさんに迷惑をかけないよう、ミミズばれが起きるほど強く帯をしめて着崩れを防いだ記憶があります。
朝は始発で入り、夜は終電で帰る。夜寝るときには、きつく締めた帯でミミズばれになったお腹が痒くてかきむしっていました。
知り合いの先輩は、何年もあきらめず、セリフのない濡れ場ばかりをこなしていました。演技がうまくても、運がなければ役を掴むことはできませんし、運がいいだけでも一瞬で終わってしまいます。
芸能界は夢のある素晴らしい世界ですが、本当にとても難しい世界でもあるのです。