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大物司会者たちが世代交代「加藤浩次」の天下がやってきた

芸能 投稿日:2016.09.10 06:00FLASH編集部

大物司会者たちが世代交代「加藤浩次」の天下がやってきた

「今年10月の『秋の改編』は、大御所といわれる芸能人の番組が多く終了する。これまで日本の情報・バラエティ番組を仕切ってきた大物司会者たちの世代交代が始まった」(テレビ局関係者)

 

 31年半と、長きにわたり続けてきた『さんまのまんま』(フジテレビ系)が9月いっぱいで終了。明石家さんま(61)が自らのラジオで「俺、ギャラが高いねんな。とうとう制作費が俺に追いつかず」と理由を告白した。

 

 さんまに続いて今回の改編で消える大物芸能人の番組が2つ。所ジョージ(61)司会の『所さんのニッポンの出番』(TBS系)と、内村光良(52)司会の『真実解明バラエティー! トリックハンター』(日本テレビ系)だ。

 

 打ち切りになった理由を、前出のテレビ局関係者はこう語る。

 

「局のホンネは高額なギャラ。所、内村とも1本200万円前後といわれており、特に日テレはコストカットが命題とされている。さらに『トリック〜』はベッキーの騒動による降板があった」

 

 そんな大御所たちの後継者の筆頭が加藤浩次(47)だ。現在、レギュラーは朝の情報番組『スッキリ!!』(日テレ系)をはじめ、5本。そのうち4本が司会で、安定感は抜群だ。

 

「日曜18時半だった『この差って何ですか?』(TBS系)が火曜19時の『所さんのニッポンの出番』の枠に移動。ゴールデンに進出する。大御所たちに比べ、ギャラも80万円~と二桁で安め。特番の司会が多い。今後の情報・バラエティ番組は加藤の天下だ」(芸能プロ関係者)

 

 人気の秘密は万能さにある。

 

「毎朝5時起きの生活だが、週末には今でも朝4時まで飲んでいることもしばしば。本人は『いただいた仕事はやる』と受動的だが、進行、ボケ、サポート、それぞれの役ができ、彼に番組をまかせれば、安心できる」(同前)

 

 加藤は『めちゃイケ』ファミリーで有名だったが、「『めちゃイケ』は来年から23時台に移動しそう。不祥事で謹慎していた相方、山本圭壱の出演で日清食品がスポンサーを降り、予算が減った。30分枠に縮小という話もあり、現場は抵抗している」(フジ関係者)。

 

出演者の世代交代と、制作者側の世代交代は密接に関わっているという。

 

「たとえば『金曜★ロンドンハーツ』や『アメトーーク!』などを手がけるテレ朝の名物プロデューサー・加地倫三氏は47歳、『ワイドナショー』や『ダウンタウンなう』などを手がけるフジの中嶋優一氏は44歳だ。現在、制作現場で指揮を執っているのは40代が中心。昔からつき合いのある場合は別だが、自分と世代が離れたタレントは正直、扱いづらい。おのずと40代の加藤世代の起用が増えてくる」(前出・テレビ局関係者)

 

 大御所タレントたちの首筋がますます寒くなったようだ。

 

(週刊FLASH2016年9月6日号)

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