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【ジャニーズ追っかけ日記】KAT-TUN充電入りのなるほど事情

芸能FLASH編集部
記事投稿日:2016.03.07 18:00 最終更新日:2016.03.08 13:52

【ジャニーズ追っかけ日記】KAT-TUN充電入りのなるほど事情

 去年の11月、田口淳之介の脱退が発表され、2月に充電期間入りが公表されたKAT-TUN。2006年に「Real Face」でデビューし、ミリオン達成までした彼らにいったい何があったのだろうか。

 

 世間からすると、最大の痛手は2010年7月に赤西仁が脱退したことだと思うだろう。

 

 ダントツに人気があり、ソロでも売れる。まさに無敵だった。スキャンダルが出ても人気が落ちることはなく、むしろ笑顔で撮られた写真に「仁ちゃんが笑っててよかった」と言うファンもいるほどだった。

 

 そんな彼が脱退したことは少なからず痛手ではあったが、はたしてそれが原因なのだろうか。

 

 2001年に結成したときのKAT-TUNは「ヤンキー」っぽさが売りだった。アイドルにはあるまじき、キラキラとはほど遠い、オラオラを売りにしていた。

 

 コンサートでは「みんな愛してるよ」の代わりに「お前ら声ださねぇと命はねぇからな」と言い、羽のついたキラキラな衣装の代わりに真っ黒な衣装をまとう。

 

 そのせいか、当時のファンは夜の世界のお姉さんが多かった。

 

 赤西脱退後、KAT-TUNは5人で活動することになる。一見、「終わった」と思われたKAT-TUNだが、5人のフォーメーションは案外しっくり来たものだ。

 

 そもそもアイドルは「5人組が売れる」という法則がある。SMAPも森且行が脱退し、5人組となって売れた。ももクロもそうだ。嵐も5人組。

 

 歌が上手い赤西が抜けたことは痛手だったが、他メンバーがカバーし、オラオラアイドルは継続していた。

 

 しかし2013年9月に田中聖が脱退。

 

 正直、見た目通りやんちゃだった彼にいい噂はなかったので、ファンも「やっぱりね……」という感じだったとは思う。問題児がいなくなってよかったねという声すらあった。

 

 そして4人で挑んだはじめてのコンサート。セットリストを見ると懐かしのナンバーや過去のヒット曲……完璧な構成だった。しかしファンに衝撃が走る。

 

 ……ラップがない。それはそうだ。ラップ担当の田中がいないのだ。誰かが代わりに歌うのかと思いきや、ラップ部分はすべて割愛されていた。

 

 KAT-TUNのラップ部分は田中が作詞していた。どういう契約かはわからないが、とにかくラップがなかった。失って気づくとはまさにこのことである。

 

 KAT-TUNの最大の魅力であるオラオラを構成していたのはラップ担当の田中だったのだ。

 

 微妙なオラオラな雰囲気を残しつつアイドルというさわやかさもない。ジャンルが不明になってしまったKAT-TUN。その後、少しの迷走期間を経て田口が脱退し充電期間となる。

 

 充電期間は前向きな休止だと本人たちも言っている。かといって、このままいきなり3人で活動するには危険すぎる。また活動しながら迷走することになるだろう。

 

 亀梨、中丸、上田……残されたメンバーのポテンシャルは高い。だからきっと3人組のKAT-TUNとして戻ってきてくれることを願っている。

 

 少年隊やキャンディーズのようにアイドルは「3人組が売れる」という法則もあるのだから。(菱田アスカ)

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