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緊急事態解除で決行します!「夏のイベントカレンダー」41
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.06.13 06:00 最終更新日:2020.06.13 07:18
「新型コロナウイルスの影響により、イベントやお祭りの多くが、中止や規模の縮小、開催延期になりました」
そう語るのは、全国のお祭り主催者の支援をおこなう、株式会社オマツリジャパンの菅原健佑氏だ。実際、東京都の隅田川花火大会や、京都府の祇園祭など、“夏の風物詩” が次々と中止になっている。
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「たとえばスポーツイベントの場合、各種競技団体と協議のうえ、日本スポーツ協会が再開に向けガイドラインを作成しています。
しかしお祭りは、町内会や神社仏閣での地域の行事から、観光活用される全国的なお祭りまで、大小さまざま。現状は、再開に必要な基準となるガイドラインが作成されていないんです」(菅原氏)
だが、緊急事態宣言が解除されたいま、「いい加減、遊びに行きたい」と切望する方も多いはず。そこで本誌は、6月5日時点で開催の中止を発表していない、全国の主要なイベント41個をリスト化した。
「大阪三大夏祭りのひとつ、『住吉会』には注目したいです。このお祭りの目的は本来、疫病を鎮めること。コロナ禍の今、神事のみの開催でも、意味のあることです」(同前)
みずから音楽イベントの総合プロデューサーを務める日本経済大学の深町健二郎教授は、イベントのバーチャル化を模索しているという。
「 “3密” を避けるために人数を制限するより、イベントをオンラインで開催する形でファンに楽しんでもらえないか、試行錯誤しています」
それでも、“リアル” に遊びたい方は、ぜひ以下に掲載するリストを参考にしてほしい。ただし、都道府県をまたいでの移動は、自粛要請が完全に解除されてから。
新型コロナの感染状況次第では、イベント開催の可否や、内容が変わる可能性もある。開催については、必ず各自で最終確認し、感染対策を万全にしたうえで、思いっきり夏を楽しもう!
【夏のイベントカレンダー】
開催期間/場所/イベント名/イベント概要
●荒俣宏の大大マンガラクタ館(6月1日~8月25日)京都府京都市
忘れられた現代漫画のルーツたち(漫画・モノ)を掘り起こし展示
●平成バブル時代を飾った車たち~「バブル時代のクルマたち」前期展~(6月1日~9月27日)石川県小松市
バブル時代の日本の名車を楽しめる日本最大級の自動車博物館
●富津海岸 潮干狩り(6月5日~7月26日)千葉県富津市
ハマグリが採れることもある。周辺にはキャンプ場やプールも完備
●花風景ハナックと花ロード(6月27日~7月26日)北海道音更町
十勝温泉一帯に花が咲き誇る。直径18mの巨大花時計が人気
●みちのくあじさいまつり(6月27日~7月26日)岩手県一関市
公式サイトの情報をもとに掲載。約4万株のあじさいが見ごろに
●防府天満宮 七夕まつり(7月1日~7日)山口県防府市
たくさんの七夕飾りで境内が彩られる。今年は規模を縮小して開催。例年、紙製の灯籠に願い事を書き境内に並べるが、今年は中止
●ナガシマスパーランド ジャンボ海水プール(7月4日~9月28日)三重県桑名市
世界最大級の屋外プールテーマパーク。多彩なスライダーが人気
●羅臼岳 山開き(7月5日)北海道羅臼町
世界遺産の知床半島の山開き。状況次第で中止や延期の可能性も
●三菱の至宝展(7月8日~9月22日)東京都千代田区
国宝12点、重要文化財31点を含む所蔵作品を100点あまり展示
●法多山万灯祭(7月9日~10日)静岡県袋井市
何千基も灯籠が並ぶ。規模を縮小し、ステージイベントは中止予定
●照國神社 六月燈(7月15日~16日)鹿児島県鹿児島市
先祖の霊魂を慰めるため、鮮やかな絵が描かれた燈籠が奉納される
●横浜トリエンナーレ(7月17日~10月11日)神奈川県横浜市
3年に一度開催する現代アートの国際展。新進アーティストも紹介
●種市海浜公園海水浴場海開き(7月中旬)岩手県洋野町
キャンプ場も完備。例年おこなっている安全祈願祭の実施は未定
●むつみ昆虫王国(7月18日~8月23日予定)山口県萩市
カブト虫が好むクヌギなどを植えたドームで、昆虫と触れ合える
●D-STER ドラッグレース RD.3(7月18日~19日)福島県福島市
オートバイを使って、直線コースでの速さを競う大会。迫力満点
●大國魂神社 すもも祭(7月20日)東京都府中市
すももを供えるお祭り。コロナ対策として、露店の出店は検討中
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