社会・政治
武漢市場に大阪のライブハウス…「コロナで話題の場所」は今
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.06.17 06:00 最終更新日:2022.06.09 14:46
2月に始まった新型コロナウイルスへの対応に際して、さまざまな炎上騒動や “有名人” に注目が集まった。渦中の場所は、今どうなっているのだろうか?
●武漢・華南海鮮市場
中国・武漢市の都市封鎖は解除されたが、感染源とされた「華南海鮮市場」は、いまだ柵に囲まれ閉鎖中だ。
「再開の目途は立たない。市民は怖がっており、復活を望む声は聞かれない」(上海在住ライター・もがき三太郎氏)
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5月下旬には、防疫対策学者が一転、「海鮮市場が感染源ではない」との可能性に言及し、人民の反感を買っている。
「国際社会からの非難をかわしたい政府の思惑があるのでは」(もがき氏)
真相は、“修正” されてしまうのかーー。
●愛知のスナック
3月上旬、愛知県蒲郡市で、新型コロナウイルスに感染した50代男性が、「ウイルスをばらまく」と家族に告げ、スナックなど複数の飲食店を訪れていた騒動。男はその後、発症して死亡したが、スナックでは女性従業員の感染が確認された。
同店のオーナーは、「被害届を出しましたが、損害賠償を請求する相手が亡くなっており、警察からは書類送検で片づけるしかないと連絡がありました。今でも、客足はまばらです」と肩を落とすばかりだった。
●大阪コロナホテル
JR新大阪駅近くの大阪コロナホテルは、ウイルスと同名ということで風評被害を受けた。
「売り上げは2割程度に落ちました。ただ逆に、風評被害が話題になってからは、激励の言葉をいただくことが多くなりました。そして、騒動があって早々に、従業員のマスク着用などのウイルス対策を徹底させました。
当ホテルは今年で50周年。プライドといいますか……名前には誇りがあるので、絶対に変えません」(広報部・藤井康平さん)
●奈良公園の鹿
5月16日から利用が再開された奈良公園。新型コロナの影響で観光客が減り、いまも園内に人はまばらだが、鹿せんべいを持つ観光客には、鹿が殺到。
「飢えているわけではないんです。せんべいがもらえないから、狂暴化しているわけでもありません。鹿の主食は、草や木の実ですから。逆に人が来ないから、のんびり過ごしていますよ」(奈良の鹿愛護会・蘆村好高さん)
(週刊FLASH 2020年6月23・30日号)