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ドクタードルフィンに岩田健太郎…「コロナで話題の人」は今
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.06.18 06:00 最終更新日:2020.06.18 06:00
2月に始まった新型コロナウイルスへの対応に際して、さまざまな炎上騒動や “有名人” に注目が集まった。渦中の人たちは、今どうしているのだろうか?
●ドクタードルフィン 松久正
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首相が「感染拡大防止が最優先」と語った会見翌日、“密” な大分旅行へ行った安倍昭恵首相夫人(58)。同行したのが、「ドクタードルフィン」を名乗る医師・松久正氏だった。
「超高次元医学」を創造し、「受診者の人生と身体に、宇宙レベルのビッグバンを起こす」という松久氏。昭恵夫人にどんな “力” を授けたのか?
本誌が松久氏に昭恵夫人について聞くと、「(連絡は)取ってないです」と言う。騒動以降は、「社会的距離」を取ったということか。
●佐伯耕三・首相秘書官
「永田町でもつけているのは、首相と佐伯秘書官くらい。2人とも引くに引けないんだろう」
そう話すのは、ある政治評論家だ。
「いまだに届かない」と悪評が噴出する “アベノマスク” の発案者とされるのが、安倍晋三首相にピタリとつき従う佐伯耕三首相秘書官(44)だ。
「佐伯氏は、総理のスピーチライターも務めている。美辞麗句を並べるばかりで、中身がないと批判されても演説内容が変わらないのが、いまでも総理が信頼しきっている証拠です」(自民党中堅議員)
●マスクブローカー
2月からマスクブローカーとして奔走してきたMさん(30代)。約500万枚のマスクを、世界中から日本に調達してきた。本業は経営コンサルタントだが……。
「仕事を一段落させたいのに、知人から次々に調達を頼まれます」
じつは、マスク需給の改善で、すでに “転身”。今は、ベトナムから医療用手袋を買い集めている。
「米国から『医療用に50億枚買いたい』と依頼がきた。トランプ大統領が買い占めようとしているそうです……」
●岩田健太郎・神戸大学教授
新型コロナの感染者712人・死者13人が出た、ダイヤモンド・プリンセス号(DP号)の杜撰な感染対策を明らかにして注目を浴びた、岩田健太郎・神戸大教授(49)。当時をこう振り返る。
「船内の医療関係者から『助けてほしい』と要請を受けて入りました。厚労省の医師と意見の食い違いがありましたが、一日で『船を出ろ』と言われたのはいまだ納得できません」
岩田教授は、もともと感染症研究の第一人者。2010年には、国の新型インフルエンザ対策会議の構成員でもあった。だが、今回は公的な役職には就いていない。
「専門家会議は、厚労省が『こうしたい』という方針にお墨付きを与えているだけです。病院で患者さんを診ながら、コロナの感染が蔓延する最悪のシナリオにならないように準備することが、僕の仕事。国への提言以外の仕事も大事です」
岩田教授はツイッターで連日のように、さまざまな提言をしている。
(週刊FLASH 2020年6月23・30日号)