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災害史の専門家が警告…日本全国で「火山が同時噴火」の大惨事社会・政治 投稿日:2020.07.12 06:00

災害史の専門家が警告…日本全国で「火山が同時噴火」の大惨事

2019年11月20日、熊本県・阿蘇山の火口の様子

 

「口永良部島(くちのえらぶじま、鹿児島県)、薩摩硫黄島(鹿児島県)、諏訪之瀬島(鹿児島県)、桜島(鹿児島県)、阿蘇山南岳(熊本県)、霧島山新燃岳(しんもえだけ、宮崎県&鹿児島県)、浅間山(長野県&群馬県)、加賀白山(石川県)、草津白根山(群馬県)、西之島(東京都)と、次々に火山活動が盛んになっている。日本周辺のプレートの歪みが限界に達しています」

 

 旧知の本誌記者に、火山噴火を警告するメールが届いたのは7月1日午前のこと。発信者は、災害リスクマネジメントを専門とする立命館大学の高橋学教授(66)だ。翌7月2日8時36分、危険リストにあった諏訪之瀬島が噴火し、その噴煙は火口から1000mまで上がった。

 

 

 それだけではない。小笠原諸島に位置する西之島では、7月4日に気象衛星が観測したなかでは最も高い、8300メートルの高さの噴煙が確認された。さらに、高橋教授が警告したほかの火山の多くも、活発な活動を示している。高橋教授は、こう警鐘を鳴らす。

 

「この先も、日本列島各地で、火山の同時噴火が起こる可能性があります。

 

 日本列島は、基本的に北米プレートとユーラシアプレートという、2つのプレートの上に位置しています。そしてこの両プレートは、東から潜り込む太平洋プレートと、南から潜り込むフィリピン海プレートによって圧力を受けている状態です」

 

 2011年の東日本大震災は、北米プレートが太平洋プレートの圧力に耐えられなくなり、反発した結果だという。

 

「巨大地震によってプレート同士の摩擦が減ると、片方のプレートがもう片方の地中深くに潜り込む速度が増し、地下深くでマグマを形成します。しかも、『巨大地震が発生したあと、必ず噴火が起きる』というデータもあるんです。

 

 現在、東日本大震災の影響で、太平洋プレートが北米プレートの下深くに潜り込み、マグマを形成していると考えるのが妥当です。これが、浅間山や草津白根山などが噴火する原因です」(高橋教授、以下同)

 

 では、九州を中心に、西日本で火山が噴火するのは?

 

「『スーパー南海地震』が、間近に迫っているのが原因です。ユーラシアプレートがフィリピン海プレートによって押されており、溜まったマグマが噴出する可能性があります。

 

 そして噴火のあとには、フィリピン海プレートの圧力にユーラシアプレートが反発し、南海沖でM8.5以上の巨大地震『スーパー南海地震』が起きるでしょう」

 

 高橋教授は、さらに最悪のシナリオを想定している。

 

「この巨大地震のあと、富士山が噴火するかもしれません。富士山には現在、爆発を起こすほどのマグマは溜まっていません。しかし、『スーパー南海地震』によって、フィリピン海プレートの一部がユーラシアプレートの下深くに潜り込み、大量のマグマを形成し、富士山から噴出する可能性があるのです」

 

 来たる同時噴火に際し、生き残る術はあるのか。

 

「噴火が広い範囲に被害を与える原因は、噴石と降灰です。日本は基本的に、西から東に風が流れているので、火山の西側に逃げるのがよいでしょう」

 

 備えあれば憂いなし。あらゆるシナリオを想定しておきたいものだ。

 


写真・朝日新聞

 

(週刊FLASH 2020年7月21日号)

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