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在日米軍、独立記念日に「コロナ拡散」乱痴気パーティ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.07.31 06:00 最終更新日:2020.07.31 06:00
「遠からず、こんな日が来ると思っていました。アメリカ本国から人は来ますし、基地の外で米軍関係者が食事をしているのも見ました」
そう話すのは、沖縄県にある米軍基地の日本人従業員だ。いま、在日米軍の兵士や軍属のあいだで、新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増加している。7月24日時点で189人の感染が確認され、海兵隊のキャンプ・ハンセンや普天間基地では、クラスターまで発生していたのだ。
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「アメリカ人にとって特別な日である、7月4日の独立記念日には、沖縄にある基地の外の各所で、大規模なパーティが開かれていた」(地元紙記者)
本誌は米軍関係者から、沖縄県北谷町美浜で開かれた、独立記念日のパーティの模様を写した写真を入手した(冒頭)。誰もマスクをせず、男女入り乱れて “3密” の乱痴気騒ぎだ。
「このパーティには、日本人の姿もありました。結局、独立記念日前後のパーティやイベントが、感染拡大の大きな要因になったんです。
米軍は、6月から人事異動や転勤なども再開していて、人員の移動が活発になっていました。基地外でのパーティも、そのころから開かれるようになったのです。新宿・歌舞伎町からやってきた十数人のキャバクラ嬢と飲み会を開いた兵士もいて、双方がコロナに感染したなんて話も聞きます。
軍人たちは、東京都の横田基地や神奈川県の厚木基地など、沖縄以外の基地との間で、今でも自由に行き来しています」(前出・日本人基地従業員)
米軍は当初、日米地位協定を盾に、感染者が出た事実を公表しなかった。
「協定には、明確な防疫規定がなく、米軍関係者が軍用機で在日米軍基地に降り立って入国する以外に、民間人と同じく羽田空港などから入国した場合でも、PCR検査の結果を待たずに移動することができてしまう」(外務省担当記者)
軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は、日米地位協定の問題点を、こう指摘する。
「最大の問題は、『日本側が情報をもらえない』という点に尽きます。米軍内で対策を徹底していても、タガが緩んでこうして基地の外でパーティをやっちゃう人たちがいたわけです。『基地の外のことについては、情報共有など連携をしっかり取ってください』と、日本側は言わないといけません」
前出の日本人基地従業員は、声を潜めてこう話す。
「米軍は、私たちに『マスコミの取材を受けるな』と通達し、念書にサインまでさせた。情報を公開し、透明性を担保するというのですが……」
米軍にナメきられている日本政府。“ポチ” に国民の生命を守れるのか。
(週刊FLASH 2020年8月11日号)