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“死に体”安倍内閣を追撃…永田町に広まる「首相吐血」情報

バラエティFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.05 06:00 最終更新日:2020.08.18 13:35

“死に体”安倍内閣を追撃…永田町に広まる「首相吐血」情報

7月30日、都内高級ホテルにある日本料理店で岸田政調会長との会合を終えた安倍首相。首相は会合で、好物のステーキを口にしたというが…

 

《安倍総理が、7月6日に首相執務室で吐血したーー》
 いま、永田町をこんな情報が走っている。安倍晋三首相(65)の体調は、いったいどうなっているのか。

 

 7月6日の首相動静を見ると、午前10時59分から同11時14分まで、小池百合子都知事と感染症対策について意見交換。その後、杉田和博官房副長官・今井尚哉首相補佐官らが官邸に入る午後4時34分まで約5時間強、たしかに “空白の時間” があったのだ。

 

 

「人事などナイーブな懸案もなく、こっそり人に会う必要がなかった時期だ。しかも、月曜日の日中に5時間ものあいだ、首相の動静がわからないというのは、異例のこと」(全国紙政治部デスク)

 

 安倍首相は、難病に指定されている「潰瘍性大腸炎」を17歳から患ってきた。2007年9月に首相を辞任したのも、この病気が原因だった。

 

 首相は長年、ステロイド系の薬剤を服用しており、その副作用も出ているのではないか、と指摘されてきた。おおたけ消化器内科クリニック院長・大竹真一郎医師はこう解説する。

 

「吐血したなら、潰瘍性大腸炎に合併する、胃や十二指腸の病変の可能性があります。さらにステロイド系の薬剤を内服していることで、悪化して出血したのかもしれません」

 

 だが7月22日には、ソフトバンクホークスの王貞治会長や俳優の杉良太郎らとステーキ店で会食。7月30日には、岸田文雄政調会長と都内ホテルの日本料理店で会合と、いたって健康そうだ。ではなぜ、体調不安説が消えないのか。

 

「岸田さんとの会合で、総理は酒を口にしたそうですが、佐伯耕三秘書官が『溜めていた疲れが一気に出ている。芳しくない』と、周辺にこぼしている状態。総理がいるあいだは、医師が官邸に詰めているという話もある。体調不良をめぐる情報が、官邸内から出続けている」(自民党中堅議員)

 

 さらに、首相をそばで支える官僚たちの不安も、漏れ聞こえてくる。首相に近い自民党幹部は、こう明かす。

 

「7月中旬、長谷川榮一総理補佐官から、『総理の体調がよくない』と聞いた。その前後、長谷川補佐官は安倍総理から、憲法改正についてのメディア戦略や根回しを、早く進めるように指示されたそうなんだ。

 

『新型コロナウイルスもあって、このタイミングでは……。時間をかけたらどうでしょう』と、長谷川補佐官が聞き返すと、総理は『私には、時間がない』と言ったそうだ」

 

 安倍首相の総裁任期は、あと1年ほどある。だが、「“Xデー” は近い」と語るのは、政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。

 

「もはや、安倍政権は “死に体” です。解散や内閣改造に踏み切る大義すら、ありません。8月末に佐藤栄作氏の首相連続在任記録を超えますから、それを区切りとして、第一次政権のときと同じく、突如辞任するかもしれません」

 

 悲願である憲法改正のため焦る安倍首相。コロナ禍の今、ほかにやるべきことがあるはずだが……。


(週刊FLASH 2020年8月18・25日号)

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