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視聴者数もグッズ生産量も…トランプ大統領、再選を裏付ける数字
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.08.28 06:00 最終更新日:2020.08.28 06:00
「米国大統領選では、『この人にお金を払ってもいい』と思わせたほうが勝ちます」
2016年にもドナルド・トランプ大統領(74)の勝利を的中させた、東洋大学・横江公美教授(55)は、こう話す。
「両者とも基礎票は固めています。しかし、それと同時に当選のためには、『この人を!』という、あと数%の “熱狂” が必要です」
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世論調査では民主党のジョー・バイデン氏(77)がリードするなか、「この “熱狂” という視点を勘案すると、トランプ大統領が逆転勝利する」と横江教授は言う。
その指標のひとつが、「視聴者数」だ。8月17日の民主党全国大会初日、主要テレビ10局での総視聴者数は、約1970万人だった。2016年の約2600万人から大幅ダウンだ。
「一方、6月20日のトランプ氏の選挙集会は、FOXニュース1局のみの生中継で視聴者数770万人。これは、放送した時間帯における、同局史上最高でした」(横江教授)
こんな指標も--。日用品の世界的生産地の中国浙江省義烏市では、旗や帽子などの大統領選グッズも生産している。ここでも “トランプグッズ” の注文数のほうが多いという。さらに “集金力” でも、トランプ陣営は潜在能力がある。
「カマラ・ハリス氏を副大統領候補にしたことで、大口献金が増えたバイデン氏の献金総額は、トランプ氏に肉薄しています。
ただ重要なのは、献金総額に占める『小口献金』の割合。それはバイデン氏の約43%に対して、トランプ氏が57%と圧勝。つまり、冒頭の『お金を払ってもいい』という有権者を、トランプ氏は多く掴んでいるんです」(同前)
米国でも、トランプ勝利の声がチラホラ……。再選にカードは揃ったか。
写真・代表撮影/ロイター/アフロ
(週刊FLASH 2020年9月8日号)