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マツタケに大異変…絶滅危惧のうえ「中国人が美味に目覚めた」

社会・政治 投稿日:2020.09.30 06:00FLASH編集部

マツタケに大異変…絶滅危惧のうえ「中国人が美味に目覚めた」

中国市場に大量に運び込まれるマツタケは、かつて「産地の人しか知らない」存在だった

 

 なぜか、日本人の心を躍らせる高級食材「マツタケ」。近年までは、この美味を知っているのは、日本人だけだったーー。急激に需要が増えた中国市場。そして、“絶滅危惧種” へ。日本の食文化「マツタケ」はどこへ……。

 

 9月末からは、例年「マツタケ」の最盛期。2020年は、あの「Go To Eatキャンペーン」を使って、食べたいと思う人も多いだろう。だが……。

 

 

「2020年は、マツタケをメニューに出す予定はありません」(「天丼てんや」戦略広報部)
「総合的な判断で、2020年はマツタケを使用しない判断に至りました」(回転寿司「スシロー」担当者)

 

 2019年までメニューに採用していた外食チェーンが、本誌の取材に “マツタケ離れ” を表明したのだ。

 

 さらには、2020年7月9日、国際自然保護連合(IUCN)が、マツタケを絶滅危惧種に指定したことも話題に。「過去50年間で生育量が30%以上減少した」のが、その理由だが、秋の味覚の最高峰・マツタケに、たしかに異変が起きている。

 

「最盛期だった1941年、日本の収穫量は1万2000トンだったが、2019年は凶作もあって14トン。収穫量が激減しているのは、間違いありません」

 

 そう語るのは、茨城県にある森林総合研究所・研究ディレクターの山中高史氏だ。

 

「日本の歴史で、最初にマツタケに関する記述が出てくるのは、万葉集。当時、平城京を作るために山から木材が切り出され、マツタケを生む『アカマツ』が生育しやすい環境が、近畿を中心に整っていました。

 

 石油、ガス、電気が普及するまで、マツタケの育ちやすい環境は続いており、昭和30年代でマツタケの値段は1kg500~600円。じつは日本人にとって、マツタケは身近な存在でした」(同前)

 

 それが高級食材になってしまったのは、「里山の崩壊」と、線虫がマツを枯らす「松くい虫被害」が原因だ。

 

「かつては広島、岡山、兵庫、京都など西日本がマツタケの産地でした。しかし、今では西から東へ『松くい虫被害』が進むなか、標高が高い寒冷地では被害が少なく、長野や岩手が収穫量1位・2位という状態が続いています。

 

 国産マツタケは1kg2万~3万円が相場になっており、さらに高騰するかもしれません」(同前)

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