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安倍晋三氏、バイデン大統領誕生に消えた再始動プランは「トランプ特使」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.11.10 06:00 最終更新日:2020.11.10 06:00
「う〜ん、なんだかお腹まわりがだぶついてきたなあ」なんて、聞こえてきそうな掴み方である。10月29日、衆院本会議中の議席でお腹のぜい肉を気にするのは、安倍晋三前首相(66)だ。
持病の悪化を理由とした電撃辞任劇から2カ月、最近は体調も良好らしい。
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「辞任前後は重たそうだった足取りも、最近は軽やか。昭恵さんの経営する居酒屋から食事を取り寄せて、自宅で食べることも増えたそうです」(自民党中堅議員)
「安倍さんは、『自分でも驚くほど元気になった。辞める前には、ここまで元気になれるとは思わなかった』と周囲に話しています。
ほぼ毎日、議員会館の事務所にいて、夜は細田派の議員などとの会食をこなしています。お酒はさほど飲みませんが、好物の肉もしっかり食べるようになりました」(自民党関係者)
じつは、健康を取り戻した安倍氏が心待ちにしていた再始動プランが、政府内にあったというのだ。
「トランプ大統領が再選を果たした暁には、安倍さん夫妻が政府特使として駆けつける予定だったんです。“ドナルド” “シンゾー” と呼び合うほどの信頼関係ができていましたから、安倍さんはお祝いの特使としてうってつけだったわけです」(前出・自民党中堅議員)
だが、全米各地で開票が進むにつれて、トランプ氏は失速。シンゾーが再選祝いに駆けつける “プラン” は幻へ−−。
「昭恵さんも訪米を楽しみにしていて、そのときに着るために新しく赤いドレスを発注していたそうなんです。安倍さんも辞任されてから、『これからは女房孝行をしたい』と言っていたので、ご夫妻は相当残念がっているんじゃないでしょうか」(安倍夫妻の知人)
安倍氏は、《新しい薬が、大変よく効いている。(中略)なるべく静かなかたちで活動を再開していきたい》(「夕刊フジ」11月7日付)と話し、意欲を燃やす。
だが、米国大統領に就任する見込みのジョー・バイデン氏(77)の新政権移行チームに対するパイプ役として期待が集まるのは、シンゾーではないようだ。
「バイデン新政権の閣僚として名前があがっているジョン・F・ケリー元国務長官と岸田文雄元外相は、オバマ大統領の広島市訪問を実現するために2人で尽力し、それ以降厚い信頼関係があるそうです。うちの北米担当は、バイデン新政権と菅政権のパイプ役として、岸田さんを立てて動いています」(外務省関係者)
アッキーとお腹のぜい肉を気にする静かな日々が、しばらく続きそうだ。
(週刊FLASH 2020年11月24日号)