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調布市陥没事故 専門家が語る「被害地域は江東区、墨田区より固い地盤だった」

社会・政治 投稿日:2020.12.08 06:00FLASH編集部

調布市陥没事故 専門家が語る「被害地域は江東区、墨田区より固い地盤だった」

11月26日におこなわれた地下空洞を埋める作業

 

 12月3日、ネクスコ東日本とネクスコ中日本は、「東京都調布市内にくわえて、12月上旬から狛江市や世田谷区内にも範囲を広げて地下の空洞調査をおこなう」と発表した。

 

 調布市内では10月18日、ネクスコ東日本が外環道トンネル工事をおこなっていた付近で道路陥没事故が発生しており、その後も地下の2カ所で空洞が見つかっていた。追加調査はこれらの発生を受けたものだ。

 

 

「東京で、なにもないところで陥没が起きるというのは、普通ではありえないことです」

 

 そう語るのは、首都圏の地下構造に詳しい東京都立大学の鈴木毅彦教授(都市環境学部)だ。鈴木教授は、工事と陥没の関連性は、現段階では否定できないと話す。

 

「陥没だけでなく、空洞が2つも見つかっています。工事との因果関係は、十分に考えられます。ただ、それが起きた仕組みは、はっきりとはわかりません。

 

 今回の工事は、地中深くをシールドマシンで掘り進んだわけですが、その際に土を取りすぎたことが原因なのか、シールドマシンによる振動で地層が揺すられたことが原因なのか。『原因を確証するためのデータがまだ出ていない』というのが現状です」(鈴木氏、以下同)

 

 事故が起きた調布市内については「もともと地盤が弱かったのではないか」という声も上がっていた。これに関して、鈴木氏の見解は――。

 

「陥没事故が起きた現場の地下40m以深には、『東久留米層』という地層があるはずです。これは100万年~200万年前に、東京の平野部がまだ海底にあったときに堆積したもので、少し硬い礫(小石)の層と砂の層が、交互に混じっているような地層です。

 

 地盤的に強いか弱いかでいうと、ごくごく平均的なもの。奥多摩のような、高い山を作っている岩盤に比べると、もちろん柔らかいといえますが、東京の低地帯、江東区や墨田区などの地下の層に比べると硬いんです」
 

そうであれば、なぜ陥没や空洞の発生は起きてしまったのか――。

 

「私も、今回の事故は、なぜ起きたのか考えているのです。東京都内には地下トンネルが、すでにいっぱい作られてきたわけですから。

 

 ネクスコの追加調査のデータが公開されたら、工事がいけなかったのか、地質がいけなかったのか、おそらくわかるでしょう。それを見て、私たち専門家は何が問題なのかについて、声を挙げなければならないと思っています。そういった検証なしに、現在ストップされているトンネル工事を再開させてはいけません」
 

これまでは “たまたま” 陥没しなかっただけ、という調査結果でないことを祈りたい。

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