社会・政治
菅首相 法政OB・江本孟紀氏にこぼした本音「GoToで増えたことはないでしょう」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.12.08 18:10 最終更新日:2020.12.08 18:10
新型コロナ禍への対応不足と、官房長官時代に起きた安倍晋三前首相(66)の“桜問題”の再燃に見舞われている菅義偉首相(72)。12月に入り、新聞、テレビ各社の世論調査で、支持率の急落が報じられている。
就任から追及続きの首相にとっては、気の休まる場になったに違いないーー。
【関連記事:菅首相が20年通う「個室マッサージ2時間2万2000円」本誌記者も揉まれた】
11月27日に「The Okura Tokyo」の日本料理店「山里」で、菅首相を招いて開かれていたのは、首相の母校・法政大学OBによる“首相就任を祝う会”だった。会の中心人物である、野球評論家の江本孟紀氏(73)が当日の様子を語ってくれた。
「菅さんが法政OB初の総理大臣に就任したということで、お祝いを兼ねて会食したんです。もう、法政OBの総理は出ないでしょうからね(笑)。メンバーは、菅総理と私と、法政大野球部出身の小早川毅彦(59)、同じく野球部OBの、計4人でした」(江本氏、以下同)
江本氏と菅首相は、これまでも何度か会食をした仲で、この日の会も盛り上がったという。
「総理は、法政OBたちの新年会に毎年、必ず来られるんです。だから、もともと知り合いでしたし、私が2017年に旭日中綬章をいただいたときは、菅さんが官房長官でしたので、直接手渡ししてもらったこともあります。この日は、野球関係者である我々との会でしたし、きな臭い話は一切なし。気楽な話題がほとんどでしたよ」
菅首相も、幼いころは白球に情熱を注いだ野球少年だった。
「総理は大変な野球好きです。本人も『小学校のときはセカンドで1番を打っていた』と言ってました。ちょうど日本シリーズが終わったばかりだったので、巨人が4連敗という話も少し出たかな。ただ、そこまで深い話はしてないですよ。総理もじっくりと見る時間はなかったようでしたから」
江本氏も、過去に参議院議員を2期務めている。初当選は1992年と、菅首相よりも“先輩”でもある。
「政治家になるきっかけの話もしていました。『ある人との出会いで政治の世界に進むことになった』と。『最初は政治家になるつもりはなかった。その人との出会いがきっかけで、やらざるを得ない状況になった』ということでしたね。コロナについて? 危機感は持っていると感じましたが、話題としては『GoTo』のことを少しですね。『これによって直接、感染者が増えたということはないでしょう』といったことを総理はおっしゃってましたよ」
当日は、いわゆる「マスク会食」ではなかったが、一人一人の距離を保ち、出入りの際には再度、アルコール消毒をするなど、参加者全員が感染防止に気を遣っていたという。
「当日の料理は和食で、アラカルトで注文していたんですが、我々3人と総理は、誰もお酒をいっさい飲まないんです。食べるばかりなので、食事のペースが異常に早くなってしまって(笑)。肉や魚、野菜といろいろなものを頼みましたが、総理もよく食べていたし、食欲はかなりあると見受けられました。いやね、テレビで観ていると『お疲れかな。大丈夫かな』と感じていたんですよ。だけど、実際に会ってみると、元気そうでした。時間になったら、パッと帰られましたよ。やることも多いだろうから、大変でしょうし、我々との会食みたいな気休めになる時間も必要でしょう」
英気を養った菅首相は、支持率も回復できるか。