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「恋がしたい!」緊急事態宣言初日でも男女は“出会い”を求めて夜の街に…

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.01.11 22:23 最終更新日:2021.01.11 22:23

●緊急事態宣言発令の初夜、相席ラウンジに来た女性たちの「共通点」は?

 

 少しほろ酔いのまま、21時20分ごろ新宿店に到着。入店時の店内状況は「女性60%/男性60%」。ほぼ待たずに案内された1人めは、どことなくギャル曽根似の28歳OL。来店理由を聞くと、「土日休みだし、ワンチャン週末一緒に遊べる人が見つかればいいなと思って」と、男勝りの告白(笑)。

 

「パパ活とかはしないの?」と聞くと、「周りはやってるコもいるけど、私はオジサンに興味ないから」とのこと。しっかりしているのか、していないのかよくわからないが、とりあえず私じゃダメなことだけはわかった(苦笑)。

 

 続いて2人め。目元が松雪泰子似の派遣会社に勤務する20代のOL。今日出会ったなかでは、いちばんの美人で、こちらのテンションも上がる。

 

「普通にモテそうだけどね。実際、モテるでしょ?」
「モテてたら、こんなとこ来ないですよ~。言い寄ってくるの、変な男ばっかで……」
「こんな緊急事態宣言初日になんで来たの?」
「家帰ってもひとりだし、つまんないから……」

 

 見た目だけなら確実にモテそうだが、わりとマイペースに自分のしたい話を続けるところや、「自称潔癖」というあたりが、彼氏ができない理由かなと勝手に分析。終わり際に彼女とLINEを交換し、3人めの席へ移動した。

 

 3人めは「歌舞伎(の舞台)が大好き」という稲村亜美似のショートカットの29歳OL。彼女も仕事終わりに来たという。常に笑顔を絶やさず、こちらの質問にも、ぽんぽんと言葉を返してくる彼女。

 

 この手の場に慣れてそうな雰囲気だが、「職場には出会いがなく、彼氏はいない。好きなタイプは変わった人」とのこと。飲みの席は好きだが、「体を鍛えているので、自分はあまり飲まない」ということで、紅茶を飲んでいた。彼女も、まあまあ変わったタイプかも(笑)。

 

 そんな彼女ともLINEを交換したが、話を終えるころにはもうお腹いっぱい。初対面の相手と20分ごとに会話を続けなきゃいけないのは、けっこうしんどいし、アルコールを飲み続けていたせいで疲れてしまったので、ここで退店することに……。

 

 結果、緊急事態宣言の初日に2店舗をめぐり、5人と話せたが、全員が口を揃えて言っていたのは「周りにコロナに罹った人はひとりもいない」ということ。身近な人間に、コロナで苦しんだ事例が皆無だと、当事者意識は持ちにくいのが事実なのだろう。彼女たちの来店の動機も、純粋に「彼氏がほしい」「出会いがほしい」というものだった。

 

 長引く自粛生活で他人との接触が激減するなか、いつも以上に人恋しくなるのだろうーー。私が店を出るころ新宿店の店内状況は「女性90%/男性70%」と、なんと女性比率のほうが上回っていた。緊急事態宣言が出ようが出まいが、出会いのニーズはなくならないようだ。

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