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慶応集団レイプ事件「加害者」側が初めての反論

社会・政治 投稿日:2016.10.25 06:00FLASH編集部

 

慶応集団レイプ事件「加害者」側が初めての反論

暴行事件が起きた合宿所

 

「未成年に飲酒させ、90年以上続いたサークルを途絶えさせてしまったことは、残念で申し訳ありません」

 多くの女子アナを輩出した「ミス慶応コンテスト」の主催者である「慶応義塾広告学研究会(広研)」。その所属学生が起こした集団レイプ事件で、10代の女子学生が神奈川県警に被害届を提出、受理された。加害学生は広研の関係者を通じ、こうコメントを寄せた。

 疑惑がもたれているのは、6人の慶大男子学生だ。9月2日、広研が神奈川県葉山町で運営する「海の家」の後片づけのため、近くの合宿所に学生が集まった。そこに女子学生は呼び出され、テキーラを約10杯飲まされ、酩酊したところを襲われたという。

 しかし広研の関係者によれば、加害者の学生たちは、冒頭のように未成年飲酒については反省しているものの、強姦については否定し、彼女の主張に「反論」しているというのだ。

 まず、女子学生は合宿所にいた学生に、LINEで呼び出されたとしているが、それについてはこう話している。

「彼女のほうから『私も行っていい?』と連絡してきたんです。彼女は6人のうちの1人と友人でした。無理やり彼女を呼び出したつもりはありません」

 また、学生たちはアルコール度数の強いテキーラを、あらかじめ用意していたというが……。

「『海の家』では、テキーラのような強いお酒も提供しますが、ビールなどと違って、どうしても余ってしまいます。それで、打ち上げなどのときに余ったお酒を飲むんです。わざわざ用意したのとは違います」

 そして、女子学生は強姦されたうえに尿までかけられた、という報道があったが、「そのようなことはけっしてない」というのが、彼らの言い分だ。

 しかしどれだけ弁解しようと、彼らのやった行為は絶対に許されるものではない。女子学生が酩酊後、6人のうち2人が同時に彼女と性行為を始めた。その様子は、別の学生によって動画として撮影までされていたのだ。もし動画が流出したら、強姦罪だけでなく、リベンジポルノ防止法違反にも問われる。

「撮られた動画は、30秒ほどのものが4本。『その場のノリで撮ってしまった』と言っていました」(広研関係者)

 じつは学生らは、そのとき撮った動画を、自ら大学に提出したのだという。

「『自分たちの行為は強姦ではない』ということを証明するために、提出したと聞いています」(同前)

 慶大側は動画や画像について「確認したという事実はいっさいない」と否定。さらに「報道されているような事件性を確認するに至らなかった」と本誌に回答した。

 サークルが解散しても、女性の「傷」が癒えることはない。

(週刊FLASH 2016年11月8日号)

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