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トランプ前大統領、ゴルフ三昧で虚勢「後継者候補5人」はトランプ以上に能天気

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.02.21 06:00 最終更新日:2021.02.21 06:00

トランプ前大統領、ゴルフ三昧で虚勢「後継者候補5人」はトランプ以上に能天気

2月8日、ゴルフ場でキャッチされたトランプ氏。いまだに「KEEP AMERICA GREAT」の帽子を着用

 

「弾劾裁判中に出廷せず、トランプ氏はフロリダ州の会員制高級リゾートで、娘・イヴァンカ氏らと悠々自適に過ごしていました。その当時から自身の無罪を確信し、今は大好きなゴルフ三昧ですよ」(国際部記者)

 

 アメリカ現地時間の2月9日、前アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏(74)の弾劾裁判の審理が上院でおこなわれ、無罪になった。

 

 

「1月6日のトランプ支持者による議会襲撃直後は、共和党内にも『弾劾賛成』の声が聞かれましたが、それもすっかりしぼんでいました」(同前)

 

 支持者に対して、圧倒的な影響力を持つトランプ氏。下院幹部がトランプ氏のもとを訪れるなど、共和党もその影響力を無視できない。“後継者” について、国際ジャーナリストの山田敏弘氏が語る。

 

「真っ先に “トランプ後継者” といえそうなのが、2016年の大統領予備選挙にも出たテッド・クルーズ氏(50)。そして、最近目立ってきている若手上院議員のジョシュ・ホーリー氏(41)でしょう。

 

 この2人は、トランプ氏が唱えた大統領選で票の不正操作があったなどの『陰謀論』に完全に乗っかりましたが、共和党OBからは『政界の不名誉の殿堂入り』とまで酷評され、いまや総叩き状態です(苦笑)」

 

 そのほかに、サウスダコタ州知事のクリスティ・ノーム氏(49)、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏(42)などもトランプ路線で支持を得ている。また、前政権の対外的な成果を肯定し、うまく立ち回っているマルコ・ルビオ氏(49)も、有力なトランプ後継者候補だという。

 

「民主党が、ますますリベラル色を強めれば、共和党はそれを嫌がる層の受け皿になれます。実際、2020年の大統領選挙は『民主党に入れたくない』という消極的な理由での得票も多かったのです。しかしそうなると、思想が偏りすぎているトランプ路線は邪魔になってくるんですよ」(山田氏)

 

 元共同通信社論説副委員長の春名幹男氏は、今後 “脱トランプ” の現実的な大統領候補が、共和党から出るとみる。

 

「狂信的なトランプ信者はまだまだ騒ぐと思いますが、共和党内のトランプ熱が、2024年の大統領選挙まで持つかは怪しいです。そうなると、インド系の女性で、トランプ政権時代に国連大使を務めたニッキー・ヘイリー氏(49)のような、トランプ氏につかず離れずできた “賢い” 人たちが残っていくと思います」

 

 やはり、二番煎じでは考えもカリスマ性も薄いのだろうか。次のページでは、“トランプ後継者” として名前のあがった5名のエピソードをご紹介する。

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