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橋本聖子、「体がデカい」警察官夫と子供6人の大家族…夫婦の夢は「共働きで慎ましく」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.02.22 06:00 最終更新日:2021.02.22 06:00

橋本聖子、「体がデカい」警察官夫と子供6人の大家族…夫婦の夢は「共働きで慎ましく」

スピードスケートでは、中学3年生で全日本選手権を初制覇。以降、10連覇を達成し、冬季五輪での日本女子史上初のメダルを獲得した(写真・比田勝大直)

 

 そもそも五輪がなければ、「橋本聖子」はいなかったと言っても過言ではない。

 

「彼女の名前の『聖』の字は、五輪の聖火からきています。生まれ年の1964年東京五輪の聖火に感動して、彼女の父親がそう名づけました」(春日氏)

 

 1992年のアルベールビル五輪で銅メダルを獲得したスピードスケートを始めたのも、父の影響からだった。

 

「なんとしても自分の娘を五輪に出場させたいと、彼女の父親は3歳からスピードスケートを始めさせたんです。競走馬の牧場主だった父親は、『娘が転ぶと、馬用のムチで叩いてでも立ち上がらせ、厳しく指導した』と話していました。五輪に出場してからも橋本氏は、つねに『父のために……』と口にしていました。

 

 彼女を見ていると『意志が弱い人なのでは?』と感じることがあります。1988年から始めた自転車競技も当初、本人は様子を見ていたんです。でも、周囲に『夏冬両大会に出たらおもしろい』と言われ、だんだんと押し切られてしまった」(スポーツライター)

 

 橋本氏を知る人の多くは、「責任感が強く、面倒見がいい」と話すが、その一方で優柔不断な “流されやすい人” の一面が見え隠れする。

 

「国会議員になったのもやはり、父親が『政治家になってほしい』と言ったからだと聞いています。本人は、そこまで政治家になりたくなかった。でも、義兄も当時自民党の衆議院議員で、森喜朗幹事長(当時)から激励され、受諾してしまったそうです」(春日氏)

 

 前出のスポーツライターは、「アルベールビル五輪後の取材で、今後について聞かれると『夢は普通の家庭に入って、専業主婦になることです』と答えていました」と話す。

 

 じつは本誌は、彼女の “慎ましい素顔” をたびたび見てきた。2018年の平昌五輪の最終日、公式グッズショップには長い行列ができていた。そこで、日本スケート連盟会長として視察に訪れていた橋本氏が、一般客とともに並ぶ姿を目撃した。グッズなら、頼めばいくらでも、もらえる立場だろう。

 

 また、まだ「老後2000万円問題」が尾を引いていた2020年1月、本誌は資産額が2000万円以下だった与党議員に「老後資産について」見解を尋ねた。そのときは橋本氏から、「夫と共働きなので、質素に暮らせば、生活に困ることはないだろうと考えています」との回答を受け取っている。

 

 今回、思わぬ “大役” を負わされた橋本氏。だが、まだ家庭には未成年の子供が2人おり、心の中にはつねに「夫とともに慎ましい生活を」という思いはあるはずだ。それだけに今回の “無茶ぶり就任劇” は、痛手だったに違いない。

 

「とにかく真面目な人なのは間違いない。ただ、どちらかといえば、彼女は “普通の人” なんですよ」(春日氏)

 

 火中の栗を拾わされたその姿は、「セクハラ女帝」には、ほど遠く見える−−。

 

(週刊FLASH 2021年3月9日号)

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