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小泉純一郎の言葉はなぜ国民を熱狂させたのか…山崎拓、武部勤がいまこそ証言

社会・政治 投稿日:2021.03.02 11:00FLASH編集部

小泉純一郎の言葉はなぜ国民を熱狂させたのか…山崎拓、武部勤がいまこそ証言

 

 令和の元号を発表した現在の菅総理の言葉が「感情がない」「響かない」と、批判を浴びている。

 

「小泉旋風」「小泉劇場」など国民を巻き込むことに長けた総理は、いかにして、どんな言葉で、国民を熱狂させたのかーー。

 

「自民党をぶっ壊す!」

 

 2001年4月15日、渋谷駅前では自民党総裁選に立候補して絶叫する小泉純一郎氏と田中眞紀子氏が乗る選挙カーを、数千人の聴衆が取り囲んだ。

 

 

「駅構内、井の頭線への連絡通路、道玄坂、あらゆる場所に人があふれていました。スクランブル交差点は交通がマヒ。不測の事態を危惧した警察が演説をやめるように説得したほどです」と当時を取材した社会部記者。

 

 森喜朗総理が失言などによる支持率急落の責任を取り退陣を表明。後継総裁選の本選に小泉純一郎氏、橋本龍太郎氏、麻生太郎氏が出馬した。

 

「事前予想は橋本氏有利でした。が、小泉氏の小気味よくわかりやすい言葉と、人気絶大だった田中眞紀子衆院議員が『変人の生みの親として責任を取ります』と応援団になったことから小泉旋風が起きました」(全国紙政治部記者)

 

 小泉氏の逆転圧勝。そこに小泉氏の「言葉の力」があったことは間違いない。小泉氏の言葉の何がすごいのか。

 

 ベストスピーカー教育研究所のスピーチトレーナー・高津和彦氏は「自分の言葉を端的に話しているから」と言う。

 

「あらかじめ話す内容を原稿に書いておくと、どうしても長文になってしまいます。

 

 それを読んでスピーチをするから聴衆は『何が言いたいのだろう』と要領が得られず、結果的に言葉が心に残りません。

 

 一方、原稿に頼らず自分の言葉で話すと、一文自体が短文になり意味もわかりやすく聴衆は言葉に対する印象を強く受け取ります。

 

 小泉氏はそこがとても優れていて、次第に熱も入ってきますから、身振り手振りが大きくなりアピール力が増すのです。絶叫調も『私は正しい』というイメージが伝わります」(高津氏)

 

2001年、当時の小泉総理は山崎拓氏(写真左)を幹事長に

 

■「YKKの一角」山崎拓氏の証言

 

 象徴的なフレーズである「自民党をぶっ壊す」。この言葉はどのように生まれたのか。

 

 背景を盟友の山崎拓氏に聞くと「『自民党』の部分はアドリブでしょう」と苦笑する。意外な答えである。

 

「もともとは田中角栄さんが繰り広げた金権政治を“ぶっ壊す”と言っていたんです。1972年に田中角栄さんと福田赳夫さんが総裁選で戦った『角福戦争』が起きました。

 

 有利とみられていた福田さんが決選投票で敗れるどんでん返し。中曽根派が田中支持に回ったことが敗因でした。大きなお金が動いたともいわれています。

 

 私邸に帰った福田さんは、ヤケ酒を飲みながら金権体質を罵倒したそうです。そのときに福田さんの相伴をしたのが初当選前だった小泉さん。そこから“ぶっ壊す”の言葉が胸にあったのでしょう」

 

 まさに「自分の言葉」だったのだ。しかし、小泉氏は3回めの総裁選出馬には消極的だったともいわれていた。もし出馬しなかったら、あの名言を耳にすることはなかったかもしれない。

 

「消極的だったというのは違います。小泉さんは森さんと同じ清和会の所属。

 

 森さんの代貸的な立場で会長になっていたこともあり、森さんが『総理を辞める』と言うまでは、自分が手を挙げることができなかった。

 

 ただ出馬後に『今回も負けるだろうなあ。橋本さんは強いよ』とは言っていました。橋本さんは国民的人気が高く、所属していた平成研究会は党内第一派閥でした。

 

 加藤紘一さんも交えて『負けたら党を出てYKK新党結成だ』と話しました。『資金はどうする』となり、加藤さんが『新党結成資金は僕が作る』と意気軒高でした」(山崎氏)

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