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イギリスの新型コロナワクチン事情…現地在住の小林明子は「姑が早期接種で生き延びた」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.03.04 06:00 最終更新日:2021.03.04 06:00

イギリスの新型コロナワクチン事情…現地在住の小林明子は「姑が早期接種で生き延びた」

 

 日本で医療従事者向けに、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種が始まった。だが、供給スケジュールは依然、不透明だ。そのため、1人2回が基本であるワクチン接種を「1回に絞り、より多くの人に接種を進めるべきだ」という声が自民党内で上がり、混乱が広がっている。また、特例承認を受けたワクチンに対して、副反応への懸念を拭えない人も、いまだに多い。

 

 

 海外在住の芸能人は、ワクチンに対して、どんな思いでいるのだろうか? イギリス在住のアーティスト・小林明子(62)が、現地の状況を語る。

 

 2020年12月、世界に先駆けてワクチンの接種が始まり、これまでに1700万人以上が接種を終えたイギリス。国内全土が厳しいロックダウン下にあり、社交のための会合、レジャーや観光旅行は違法とされ、居住区域から出ることも禁止されている。ロンドン在住の小林は、こう語る。

 

「医療従事者と70歳以上の高齢者は、ほぼ接種を受けました。私の周辺でも半数以上が接種しており、まったく副反応がない人もいますが、軽い症状を訴えている人も多いです」

 

 その症状とは悪寒、患部痛、倦怠感、微熱など。小林も、当初はワクチンに不安を抱えていたが、今は、積極的に接種したいと考えている。

 

「夫の親しい友人が、コロナに感染して亡くなったのがあまりに恐ろしくて。また同時期に、90歳になる姑が介護施設で感染しました。その施設では7人が感染しましたが、みんな1月にワクチンを接種していたので、症状が出た人はゼロ。ワクチンが間に合って、姑は生き延びられたのだと思います」

 

 陽性者数が、1日最高7万人近くにのぼったこともある同国では、一日も早い集団免疫の獲得が求められている。

 

「経済はストップし、外出するのも怖くて、誰もがこの状況から早く抜け出したいと思っています。ワクチンは希望の光で、みんな順番を心待ちにしています。誰かが接種したというニュースを聞くと、『おめでとう!』と声をかけるほどです」

 

こばやしあきこ
1985年、シングル『恋におちて -Fall in love-』でデビュー。1992年、ロンドンに拠点を移し、音楽家として活動中

 

(週刊FLASH 2021年3月16日号)

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