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迷い猫がパイロット相手に大暴れ…ついに出発地に逆戻りトラブル

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.03.04 22:38 最終更新日:2022.12.07 18:43

迷い猫がパイロット相手に大暴れ…ついに出発地に逆戻りトラブル

写真:pixabay

 

 2月24日、スーダンのハルツーム国際空港を飛び立ち、カタールに向かった大型旅客機。スケジュールどおりの順調なフライトかと思いきや、まさかの「悲劇」に見舞われた。

 

 離陸から30分たった頃、突然コックピットに1匹の猫が現れた。間髪入れず、パイロットめがけて勢いよく飛びかかる。いらだった猫は、パイロットのみならずクルーにも襲いかかった。なんとか捕まえようとするが、猫の荒ぶりは高まるばかり。

 

 

 現地メディアの報道によると、暴れまわる猫を抑える術はなく、パイロットもお手上げ。ついにUターンして出発地に引き返したという。クルーがケガしたかどうかは不明だが、乗客は全員無事だった。

 

 猫がどのようにしてコックピットに侵入したかは不明だが、航空会社の発表によると、フライト前日に格納庫で機体の点検をしていた際、迷い込んだ猫がそのまま機内に侵入した可能性が高いという。「犯人」の猫がどこからやって来たのか、野良なのか飼い猫なのかも一切不明のようだ。

 

 報道が流れると、ニュースのコメント欄には「乗客もなにがなんだかわからなかっただろうな…」「猫のこれからが心配」などの声が集まった。

 

 猫による「飛行機トラブル」はこれまでもたびたび起きている。

 

 カナダでは特定の条件を満たせば飛行機にペットを持ち込めるが、2012年、国内線でキャリアケースから猫が逃走し、コックピット内に逃げ込んだ。このときも暴れまわった挙句、およそ4時間遅れの離陸となった。

 

 また、今年2月には、イスラエルの空港に待機していた機内で猫が見つかり、調べたところ、コックピット内部に爪や歯による傷が多数確認されたという。

 

 ちなみに、飛行機を悩ます現象には「CAT」という言葉も。こちらは猫ではなく、「晴天乱気流(クリア・エア・タービュランス)」の略だ。突然の激しい揺れでケガ人が出ることもある。

 

 飛行機にとって、“猫” は鬼門なのだ。

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